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『破綻国家の内幕ー 公共事業、票とカネ、天下り 利権の構造』 東京新聞取材班




破綻国家の内幕.jpg



破綻国家とはもちろん日本のことです。公共事業、票と金、天下りなどの問題を、東京新聞の取材班が徹底的に調査し告発した一冊です。櫻井よしこ氏が帯で、“日本を蝕む巨悪を暴く力作” と推薦していますが、確かに衝撃的でした。

本書を読むと、官僚組織というものが、一筋縄ではいかない巧妙さ、しぶとさを持っていることがよく分かります。調査報道という形をとるものは新聞社にとっては割に合わないそうですが、本書は実に丹念な取材に基づいて書かれ、政治家、官僚なども実名でどんどん登場します。


統一地方選挙が終わり、いよいよ夏には参議院選挙があります。今、話題になっている公務員制度改革官僚たちだけではなく、自民党や公明党内にも強い反対があるというではないですか。省庁による天下りあっせんを全面禁止できるのでしょうか。

すぐに国会に法案を提出するということで、テレビやラジオで渡辺喜美行政改革担当相が盛んにアピールしていますが、先送り、骨抜きにならなければ良いのですが、心配ですね。さらに政治資金規正法の改正案まで出すということですが、参議院選挙対策じゃないことを祈るばかりです。


「ナントカ還元水」の人が、日本政府の重要閣僚だというだけで私はうんざりなんですが、先日も、農林水産省の独立行政法人、要するに天下り先の「緑資源機構」に対し、独占禁止法違反容疑で強制調査が行われました。これもあきれるほど露骨な官製談合で、税金の無駄遣いもはななだしいわけです。


ところが、仮にこのように報道機関などの調査が成果を上げ、実際に事件として告発されるところまでたどり着いたとしても、逮捕されるのはせいぜい業者やノンキャリアの方で、結局本当の責任者である政治家や高級官僚は逮捕されることはめったにない、どころか、それを受けてより手口が巧妙になるだけの実態が描かれているのです。


自民党をぶっこわすと言って登場した、小泉政権の構造改革と呼ばれるもの、道路公団や郵政の民営化、“すごいぞ”と思って見ておりましたが、実際に成果があがっているのか、正直よく分かりません。道路の方は骨抜きだという報道もかなりありますね。

本書は、小泉政権初期に出された本ですから、現在と状況は違っているかもしれません。ここで取り上げられているのは郵政省、農林水産省、国土交通省、財務省、総務省などで、どれも読んでいるうちに怒りがこみ上げてくるのを押えられません。

目次です。



第1章 私利私欲の謳歌―天下り官僚の聖域(土地改良事業をめぐる利権構造;林業土木事業をめぐる利権構造;建設業保証会社をめぐる権益;諌早湾干拓のその後と違法献金事件)

第2章 環流する票とカネ―集票運動の真相(特定郵便局長会の票とカネ;改革を阻む郵政コンツェルン;迷走する郵政改革;日本医師会と自民党との蜜月)

第3章 むさぼられる税―公共事業の闇(口利きビジネスの台頭;高速道路の利権構造;骨抜きの道路公団改革)

第4章 露骨な利権争奪合戦―省庁再編の舞台裏(農水省改革の舞台裏;巨大官庁・総務省)


道路公団、郵政、医療改革、この時点では、小泉政権のどれ一つ満足のいく成果が上げられない根本的な構造が明らかにされています。やはり政権交代する以外にこの癒着の問題は解決の糸口すら見つからないと感じました。が、果たして民主党なら大丈夫かといわれると…、複雑です。


無駄遣いの実態を、興味深い切り口から、見事に暴いてくれた、『癒しの楽器パイプオルガンと政治(草野厚)』 や、そもそも国全体の体質だと割り切ってしまっている感のある 『官僚病の起源(岸田秀)』などをこれまで取り上げました。


本書も “絶望的な気分にさせられそうな良書” ですが、やはり諦めずに声を上げていくしかないのでしょう。




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