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『砂の文明、石の文明、泥の文明』 松本健一

 


砂の文明・石の文明・泥の文明.jpg



温家宝氏が国会で演説しました。日本と中国で、“戦略的互恵関係” を築くのだそうですが、何が具体化してくるのでしょう。


さて、昨日取り上げました、『文明の衝突(ハンチントン)』 および 『文明の衝突と21世紀の日本』 では、日本と中国を異なる文明に分類していました。だからぶつかることが多いと。確かに中華思想にあるような、東夷・南蛮・西戎・北狄 という考え方は、日本では異質かなと思います。


ところが、今日、ご紹介する本では、日本・中国だけでなくインドまでを “泥の文明” として一くくりにしています。いろいろな見方があっておもしろいですね。

泥の文明というのは、日・中・印などの東アジアで、水田や、湿地、雨林などが多く、作物など恵みを与えてくれる天を神とみなし、共同体的作業や品種改良といったことが得意な人々が住んでいるところに生まれた文明です。


砂の文明は、アラブ、イスラムなど砂漠地帯の文明で、自ら生産活動ができないために、らくだに乗ってさまざまな物資や情報のネットワークを利用した交易が生まれたところ。バクダッドなどはその折のオアシスの一つだったそうです。  


石はヨーロッパに代表されるような、表土が薄く畑作をしようにも、すぐに岩盤に当たってしまうような土地に栄えた文明です。そういう地では農業の生産性は上がらないために、放牧や、それに手を加えるため、自然を理解し克服するために自然科学や、輸送などの技術開発が進んだという分析です。


簡単に言えばこのように分析をし、それぞれの民族性や社会を論じます。なるほどこうした視点から、世界を三つに分けて俯瞰してみると、すっきり整理できたような気がします。日本人論もおもしろかったです。


主な話題を取り上げますと

■人はなぜ「不毛」な砂漠に住むのか
■中国の「精神文明」、日本の「精神文化
■「文化」は民族の生きるかたち
■「文明の衝突」はあり得ない
■「アメリカ原理主義」という病理
■アラブの国境線が点線である理由
■なぜ日本車が世界を制覇したのか
■日本文化の底層にあるインド文明
■力のヨーロッパ、美のアジア 


文明論と言っても、系統だった論文ではなく、エッセイのような書き方で読みやすくなっています。3つの文明をそれぞれ比較し、論ずる前に、第1章として「文明と文化の違い」があります。そこの部分だけは中学生にはちょっと難しいかなという気がしました。

目次です

●序章 砂の風土との戦い 
●第1章 文化と文明の違い 
●第2章 石の文明―外に進出する力 
●第3章 砂の文明―ネットワークする力 
●第4章 泥の文明―内に蓄積する力 
●第5章 「泥の文明」の中の日本 
●終章 文明としてのインド再発見



目次や内容を見て、おもしろそうだと思いませんか。実際、おもしろかったので興味のある方はぜひお読み下さい。


 



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『砂の文明、石の文明、泥の文明』松本健一
PHP研究所:204P:735円


 




 


 

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