
村上ファンドの村上氏、記者会見で『自分は市場のプロ中のプロ』 だと繰り返し強調していましたね。しかも『法律を学んできた』 専門家だとも。検察とのやりとりがすべて明らかになったわけではありませんが、プロ中のプロでもミスを犯し、逮捕、起訴されるに至るだろうという内容でした。難しいものです。
今や、小学生でも“むらかみふぁんど”は知っています。小学生から、マネー教育をしようというよくわからない動きもあります。うちの塾は、5科目何でも教えますが、さすがに“マネー”はわかりません。教えて欲しいくらい(笑)。
『ヘッジファンド』 とか『デリバティブ』 といった経済用語が新聞などマスコミに出てきます。高度な数学とコンピューターを駆使して投資をし利益を得るという、金融工学と呼ばれる分野です。難しそうですが、どういうものか知りたくて本書を読みました。
読んでみますと、本書は専門書ではなく、入門書。しかも金融工学を説明するのではなく、それと対峙する、“行動ファイナンス理論” を紹介するのが目的です。あれ?
簡単に言えば、『数学』的な市場把握に対して、『心理学』的な市場理論です。数学的に必ず儲かる投資理論があるとすれば、数学者は誰も損はしないはずです。先日ご紹介した『
天才数学者、株にハマる』 で書いたとおりです。
あるいは市場というものが常に合理的で情報を共有していれば、バブルは起きないし、ぼろ儲けもありません。そういう現象を、心理学を基本に人間の市場での行動や、そのメカニズムを扱うのが行動ファイナンス理論です。
証券アナリストの試験にも最近出され始め、この理論でノーベル経済学賞を取った学者が出て一気に注目が集まりました。伝統的経済学理論ではバブルなどは“例外的事項”として説明は放棄されていたそうで、そこに光を当てたわけです。
筆者は投資を実践するように進めていますが、マネーマーケットに関係なく心理学の本として読んでもおもしろい一冊で、お薦めできますが、“最強のファイナンス理論”という題名はかなりずれがあるかなと(笑)…。
http://tokkun.net/jump.htm『最強のファイナンス理論』真壁昭夫
講談社:202P:714円



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- 2006/06/05(月) 14:29:48|
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先日同じ著者の『はじめての金融工学』を読みました。その中で、従来の金融工学では限界があるため、行動ファイナンス理論なるものが提唱されている、と最後のほうで述べられていました。
この本は、いわば『はじめての金融工学』の続編のような位置づけなのですね。『はじめての金融工学』は、私のような数学の弱い者でも読みやすい本でしたので、こちらも期待できそうです。タイトルはチトいただけませんが(笑)・・・
- 2006/06/14(水) 10:26:13 |
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- ウジェーヌ・ショボクレ #-
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コメントありがとうございます。そうなんです。タイトルは誇大広告というか、的はずれというか…。ですが、本自体は読みやすく、良いものだと思います。
ウジェーヌ・ショボクレさんのお薦めがありましたら、また、ぜひ教えてくださいね。
- 2006/06/14(水) 14:09:56 |
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- viva #-
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