本を読もう!!VIVA読書!【LIST編FC2】

【絵本から専門書まで】塾講師が、生徒やご父母にお薦めの本をご紹介!本体【goo】の書評リスト編です。コメント大歓迎!  

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『小泉純一郎最後の賭け』 大下英治

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小泉首相は、カナダ・アメリカに卒業旅行中ですが、国民は、のちの歴史家はこの5年に及ぶ政権をどう評価するのか非常に興味があります。

良くも、悪くも大きな話題がいくつもありました。思いつくままに挙げてみても、

■ 北朝鮮に拉致を認めさせた
■ 自衛隊を海外に派兵
■ 郵政・道路公団の民営化
■ 靖国参拝を続けた
■ 旧橋本派など派閥を徹底的に破壊
■ 不良債権の処理
■ 郵政解散で総選挙の大勝

さらにキーワードだけだと、小さな政府、日米蜜月、抵抗勢力、格差社会、変人、パフォーマンス、骨太、構造改革、小泉チルドレン、などでしょうかね。(大きいものが抜けていたらご指摘を)
野党も、社民党や共産党がますます弱体化し、自由党、民主党が一緒になったり、かなり動きました。

本書は三年ほど前に出たものです。小泉首相と山崎元自民党幹事長、そして加藤紘一氏のYKK、中でも小泉、加藤の両氏を中心に描いた政界ドキュメンタリーです。それぞれの生い立ちから、小泉政権誕生の舞台裏など側近や家族、親戚などを丹念に取材して書かれています。

YKKにとって節目となる出来事、協和献金問題や山崎派旗揚げ、森首相に対する加藤(山崎)の乱、それぞれの大臣就任、そして加藤氏の秘書逮捕から議員辞職、その時々の会話などが詳細に生々しく描かれています。

全体を通して3人の描かれ方の印象は、
■加藤氏:政界有数の実力、人望もありながら、脇が甘い。天下取りをあせって墓穴を掘った。
■小泉氏:信念を曲げないことが良くも悪くも特徴である。政治的センスは天才的で、決断力も抜群にあるが、首相として必要な世界観や経済知識はあやしい。
■山崎氏:能力はともかく人を裏切らない。

450ページにも及ぶ大作ですが、好悪は別にして小泉政治に関心のある方なら、実に多くののエピソードや周りの証言、回想などが織り込まれていて、どんどん読めてしまうのではないでしょうか。大下氏の著作はどれを読んでも読みやすく、政治家が身近に感じられるものばかりです。


http://tokkun.net/jump.htm


『小泉純一郎最後の賭け』 大下英治
河出書房新社: 452 p: 1995円

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/30(金) 12:36:30|
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★ 入試に出題された本 No.2 ★

前回の 『入試に出題された本』 また、『教育に関する本』 の特集に関しまして、さまざまなご意見、ご質問などをいただきました。もっと紹介して欲しいとのご要望がありましたので、とりあえず当教室の講師陣が注目した書籍、5冊を追加いたします。


その日のまえに』 重松清著 (文藝春秋 1500円)
★芝中学・筑波大附属中学など出題★
    重松氏の本は中学入試に毎年のように出題されている。しかし本書が出題されるとは・・・というのが率直な感想である。その内容は生と死をテーマにした、短編から成っており主人公も大人が中心なのである。泣けるという評判の本書であるが、意図的に泣かせようとする感じはなく、淡々と死をテーマに日常を書き綴ったもので、それだけに好感が持てる。また短編それぞれが独立しているように思われるが、実はカラクリがあり、凝っている。親子で読んで、感想を語り合うには最高の一冊だと思う。


希望格差社会』 山田昌弘著 (筑摩書房 1945円)
★北海道大学法学部出題★
   日々の勉強、仕事、暮らしに追われていると、社会を俯瞰するということがなおざりになってしまいます。親の所得格差が子どもの教育に重大な影響を与えることをデータで示した苅谷剛氏、ベストセラー『下流社会』を著した三浦展氏などのおかげで格差というものにかなり注目が集まるようになって来ました。山田氏はより広範にデータを収集し、格差の正体は『お金』ではなく『希望』であること、さらにその対処法を提言します。気鋭の社会学者が、ニューエコノミーの時代に何が起こっているのかを鋭く分析した一冊です。来年もこのテーマは必ずどこかで出題されます。


取材学』 加藤秀俊著 (中公新書 660円)
★慶応大学法学部出題★
   本書は1975年に初版が出ていますが、内容は極めて新しく、情報教育=メディア・リテラシーを意図して書かれています。慶応大学法学部で出題されたものの、一部小学生対象の教材に使われるなど、どの年齢の方が読まれても参考になると思います。特に大学生がレポートを書く際には入門書として使えるでしょう。大学の授業はつまらないなどとぼやく前に本書を読めば、「先生の使い方」が一発で分かります。


女子マラソン』 宇佐美彰朗著 (ちくまプリマーブックス1155円)
★鴎友学園女子中学出題★
    女子マラソンの世界記録は2時間15分25秒です。日本人では野口みずき選手、高橋尚子選手が2時間19分台の記録をもっています。一昔前まではそれほど強くなかった女子マラソンが、最近は選手層が厚くオリンピック選考レースはどの大会も本番並みの激戦です。この本ではこれだけ記録が伸びた理由を中心に、マラソン選手が走っている間、いったいどういうことを考えながら走っているかということも書かれています。マラソン選手には小柄な選手が多く、どこに42.195kmも走るパワーがあるのかと思わされますが、本書を読めばわかります。


Jポップとは何か』 烏賀陽弘道著 (岩波新書 780円)
★中央大学経済学部出題★
   バブル景気の最盛期である88年末から89年当時、邦楽を一切かけることが無かったFMラジオのJ-waveにおいて、邦楽をかける際に「Jポップ」という名前が生まれました。そもそも「Jポップ」とは単純な音楽ムーブメントではなく、レコード会社が販売促進を目的とするキャッチコピーとしての「ジャンル名」、あるいは購買動機となる価値を持たせた「ブランド名」として生み出されたものでした。このJポップの成長に絡むレコード会社、放送局、一般企業の戦略や、メディア、再生装置などの技術革新による音楽の視聴方法の変化など、ただ、音楽文化の変化を紹介するのではなく、その時代の社会や経済の動向が記されています。ポピュラーな固有名詞が多く出てくるため、社会、経済には疎い生徒でも非常に興味深く読み進めることができます。


http://tokkun.net/jump.htm



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テーマ:塾講師のお仕事 - ジャンル:学校・教育

  1. 2006/06/29(木) 12:15:41|
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『ジーコ セレソンに自由を』 増島みどり

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日本サッカー界では、すでに4年後に向けて、新監督“オシム”という名前があがっています。結果がすべての世界ですから、期待を裏切ったジーコ監督の評価が低いのは仕方ないですね。中田選手は、試合終了後寝転がっていたのが、批判もされてしまいました。

ジーコが現鹿島アントラーズ、かつての住友金属に入団したのが1990年ですから、日本に来てもう16年。どれほどジーコが親日家かということは、こちらに出ています。⇒ジーコ(wikipedia)

本書はジーコの監督就任時から、筆者が節目節目におこなったジーコへのインタビューと、最後には、川渕キャプテン、中田選手のジーコに関するインタビューが収録されています。題にある 『セレソン』、これはポルトガル語で国の“代表選手”のことだそうです。

鹿島時代に手取り足取り選手を指導していたはずのジーコが、代表監督になると、細かい指示をせず、選手は戸惑ったそうです。ジーコにとって選ばれしセレソンとはそういうもの。自己管理を完璧にして、国のために戦うのだと。セレソンに対する敬意がそのまま、日本代表選手に対する指導方法に表れているのがわかります。

トルシエが選手に体をぶつけ、怒鳴り散らし、彼らを一人前扱いしなかったのとは対照的です。トルシエが海外のマスコミに流した、中田に対するコメントです。

『ジダンはサッカーを心から愛している。公園でもし出会ってサッカーをやろうと誘えば、すぐに何時間だって楽しむだろう。しかし中田は違う。もし中田に公園でサッカーをやろうと誘ったら、彼はまずマネージメント会社に電話するはずだ。いくらでやっていいですかと』

筆者はここらあたりが、中田に代表辞退を決意させた遠因ではないかと推察します。トルシエは、“リーダーはいらない”と、他の選手にも厳しい人格批判を浴びせました。以前『山本昌邦備忘録』でも紹介しました。

ジーコは選手を信じきっています。自分の選手を見る目にも自信を持っていますから、少しのミスでは選手を入れ替えません。見ていてイライラするほど、同じ選手にこだわりますよね。選手は自分を信頼してくれたジーコのために勝ちたいと思っているようですが…。

本書を読むまでは、ジーコと長島元巨人監督がダブりました。つまり名選手、必ずしも名監督にあらずのような。長島氏は圧倒的なファンの支持がありながら、なかなか結果が出せませんでしたが、采配に対して激しい批判は聞かれませんでしたね。マスコミも含めて。取り上げられるときも、監督としての能力よりもキャラクター。個人的に長島は大好きでしたが、監督としてはやはり…。彼の言葉はディフィカルトで、イージーにアンダスタンドできませんでした(笑)。

ジーコは違います。サッカーや日本代表に対する考えは明確に述べられています。中田選手ははっきりジーコで無ければ代表辞退を明言していました。自分を殺して戦うトルシエ式のサッカーはできないと。セレソンを最大限尊重するジーコの考え方と、中田のサッカー観は似ているわけです。

中田はジーコを完全に信頼していますが、トルシエ式のディフェンスも、日本にあっていると高く評価していて、それをかえてしまったのは、残念だとも語っています。結果、残念なことにジーコの理想に近いパフォーマンスをするには、中田以外は、力も経験も足りなかったのだなという印象を受けます。

ワールドカップの結果がわかってしまった今、本書を読むのは何とも悲しいですね。とにかく、ジーコは金銭抜きでも日本のサッカーに貢献したかった。ジーコのためにも勝たせたかったなぁ、と強く思ったしだいです。


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『ジーコ セレソンに自由を』 増島みどり
講談社:270P:1785円


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テーマ:2006年FIFAワールドカップサッカー - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/06/28(水) 19:13:56|
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『片手の音  ’05版ベスト・エッセイ集』 日本エッセイスト・クラブ

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すばらしいニュースです。私のブログで “湖の騎士” というニックネームで拙文にコメントを下さる、廣淵升彦先生。先生のエッセイ 『脱皮するカニ』 が、日本エッセイストクラブが選ぶ、2006年度のベスト・エッセイのひとつに選出されました!

心よりお祝い申し上げます。

廣淵先生は現在、“国際ジャーナリスト”、という肩書きですが、テレビ朝日ニューヨーク・ロンドン支局長、テレビキャスター、大学教授、横須賀市教育委員長などを歴任されました。こうして先生の作品が、ベスト・エッセイに選ばれたのは3年連続、5回目のことです。

詳しくは先生のブログ、
 【 Masuhiko Hirobuchi - View of the World 】 をご覧ください。

さて、このベスト・エッセイというシリーズですが、日本エッセイストクラブが、毎年5月、前年度に発表されたエッセイの中から約60編を「ベスト・エッセイ」 として選出しています。そしてその作品を集め、毎年8月に、一冊の本として刊行します。

従いまして、廣淵先生の 『脱皮するカニ』 が収録される‘06年版が出版されるのは、2ヶ月後です。(発売前ですが、先生に許可をいただいて、リンクを貼らせていただきました。ぜひお読み下さい)

今日はお祝いをかね、昨年度のベスト・エッセイ集である本書をご紹介します。ここに収録されている廣淵先生のエッセイは 『禁酒の国の赤ワイン』です。


■■■■■■■ ご紹介 ■■■■■■■

世界が恐れる独裁的なテロリストであり、敬虔なイスラム信徒ともされる、カダフィー大佐との会見のために訪れたリビア。

酒が厳禁されているはずのリビアのレストランで“赤ワインがある” とウエイターにもちかけられたエピソードを元に、厳しい戒律の中でも育まれる文化、たくましく生きる人々のユーモアやウィットを紹介します。

そして、アメリカと戦うことさえいとわない、“狂犬”カダフィー大佐との緊迫した単独会見の場面へ。

限られた時間の中で、カダフィーの本質に迫るため、核心を付く、ストレートな質問を発する国際ジャーナリスト、Mr. Hirobuchi、大佐の逆鱗に触れないか、身の危険はと心配し、戸惑い恐れる老通訳、はぐらかすカダフィー。読み応えがあります。

さすがに迫真の筆、珠玉のエッセイと申せましょう(先生は、レーガン元米大統領やポールマッカートニーとも単独会見をされています)。読者に、マスコミの流す表面的な情報を鵜呑みにしてしまう危うさにも、それとなく警鐘を鳴らします。

稚拙なご紹介で、かえって先生のエッセーの品性を落としてしまうと申し訳ないので、ここでやめておきますが。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

他の方々のエッセイもすばらしい。それもそのはずで、収録されているのは、堺屋太一、藤原正彦、山藤章二、夏樹静子、佐藤愛子、紺野美沙子、泉麻人、玄侑宗久、日高敏隆の各氏を含め、きら星のごとく、60名の日本を代表するような名文家、知性が並んでいるのですから。

取り上げるテーマはまさに千差万別ですが、どれをとっても、その信じられないほどの感受性や、深い洞察力に豊かな教養が、最高の表現力でもって目の前に現れます。一冊の中に、無限の広がりのある宇宙が存在するかのようです。

さしでがましいようですが、私はぜひ本書を翻訳し、諸外国の日本語学科などにどんどん配ったらどうかと思います。日本の経済だけでなく、教養人のレベルの高さ、文化の奥深さをアピールするのに最高のテキストではないかと思うのです。

廣淵先生、これからもますますのご活躍、祈念しております。


また、そもそも廣淵先生のような高名な方に、拙ブログをご紹介いただいた、tiakujoさま、本当にありがとうございました。この場でお礼申し上げます。


『片手の音  ’05版ベスト・エッセイ集』 日本エッセイスト・クラブ
文藝春秋:277P:1600円


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テーマ:エッセイ - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/27(火) 14:49:55|
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『世界は腹黒い』高山正之

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サッカーの話ではありません(笑)。お人よしで、“平和ボケ” と批判される日本人に知らせたい、世間あるいは権力の裏を指摘している本とでも言えば良いのでしょうか。

いつもコメント下さる福禄太郎さんが、またまた偶然同じ本を読まれており、また、三億円事件を題材にした映画 『初恋』 で、事件の犯人は女子高生!?と聞き、えっ、その前に、ぜひ本書を、ということで紹介します。

もうすでに40年近く前のことになりますが、三億円事件というのが東京・府中でありました。日本史上、最高額の強盗事件でした。どれほどの衝撃だったかを今の30歳以下の人に説明するのは難しいのですが、上で申しましたように、いまだに映画の題材になるほどだということはわかりますよね。

遺留品はたくさんあり、モンタージュも作られました。土地勘があり、オートバイ好きという犯人像が容易に描け、すぐに逮捕されると思いきや、とうとう時効になってしまいました。当初の思惑は見事にはずれ、結局、容疑者のリストは10万人を超え、延べ警察官17万人という空前絶後の捜査体制を敷かざるを得なくなりました。

ところが、当時、新聞記者たちはみな 『彼がホシだ』 と言い切る青年を知っていたというではありませんか。土地勘があり、オートバイ好き、おまけに父親は警察官で白バイに乗っていた。その青年は自殺をした、三億円分の札束を燃やすのに充分な焚き火の煙がその家から目撃もされていた、と。

しかし新聞は書かなかった。なぜ書かないのか、先輩記者によれば、親が警察官だったから。警察に貸しを作り、いつか便宜を図ってもらうのだそうです。書かなかったために、警察はいない犯人を追って何年も捜査をし、新聞も『ついに時効』 などと大々的に報じる始末。信じられますか?

以上が、まえがきに紹介されている一つのエピソードですが、とにかく新聞記者は、政治担当を含めて、事実を書かないというのが筆者の主張です。本書は新聞、テレビで報じられるさまざまな世界のできごとについて、どう読み取ったら良いのか、エッセー風に書かれています。非常に面白い一冊です。

福禄太郎さんのブログ 『 福禄太郎の書評と時事評論 』 では本書の宝くじの部分に注目、記事にされていました。ぜひご覧下さい。


http://tokkun.net/jump.htm


『世界は腹黒い』高山正之
高木書房:384P:1890円


先日、見つけました。こういうお願いの仕方もあるのかと感心しました。

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  1. 2006/06/26(月) 15:03:17|
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とりあえずのリスト50

これまでUPした記事が、200ほどになりました。また、ご覧頂いている方から、一覧が欲しいと、ご要望がありました。これでは、まだ見ずらく、使いにくいと思いますので、いずれ、もう少しスマートに、見やすくしたいと思います。

“とりあえず” というかたちで、直近の50を一覧にしてみました。(1万の字数制限があります)

このブログで取り上げたものは、基本的にすべて、お薦めしたい本ですが、個人的に特に印象深いものは、色をかえておきます。何かアドバイスがあればぜひともお願い申し上げます。


『ほんとうだよ』松見秀
『英語達人読本』斎藤兆史 上岡信雄
『国家の罠』佐藤優
『医者井戸を掘る』中村哲
『自衛隊VS北朝鮮』半田滋
『本はどう読むか』 清水幾太郎
『銀河のワールドカップ』 川端裕人
『文明の衝突』 サミュエル・ハンチントン
ブログランキング経過報告!
『博士の愛した数式』小川洋子

■特集!教育に関する本■
『ケリーギャングの真実の歴史』ピーター・ケアリー 
『武士道』 新渡戸稲造 
【相互リンク】
『監視国家』 アナ・ファンダー
『もう一度キックオフ』 風野潮・作 真咲ナオ・絵
『入試超難関突破!解ける!英語長文』竹岡広信
『ブログの正体』伊藤穣一+デヴィッド・L・シフリー&デジタルガレージグループ
『サッカー株式会社』クレイグマクギル
『ウェブ進化論』梅田望夫

『最強のファイナンス理論』真壁昭夫
『ぼくの翻訳人生』工藤幸雄
『日本がアルゼンチンタンゴを踊る日』ベンジャミン・フルフォード
【溝口敦氏の長男、刺される!】
『昭和史』半藤一利
『決戦前夜』金子達仁
『ピッツァぼうや』ウィリアム・スタイグ
『ハーバードで語られる世界戦略』 田中宇、大門小百合
『ユダヤ人とローマ帝国』大沢武男
『歴史の方程式』マークブキャナン

『ジョッキー』松樹剛史
灘高・キムタツこと木村達哉先生:リスニング3部作
『東大へ行こう!(“ドラゴン桜”公式ガイドブック)』 三田紀房&モーニング編集部
『中国が「反日」を捨てる日』清水美和
『パブロを殺せ』マークボウデン
『誤訳をしないための翻訳英和辞典』河野一郎
ブログランキング参加に関して…
『「電池が切れるまで」の仲間たち』宮本雅史
『検死秘録』支倉 逸人
『封印される不平等』橘木俊詔

『食肉の帝王』溝口敦
備忘録(コラム)『英語を子どもに教えるな』市川力
『米長邦雄の運と謎』団鬼六
『北朝鮮に消えた友と私の物語』萩原遼
『転落の歴史に何を見るか』齋藤健
『山本昌邦備忘録』山本昌邦
『競走馬私論』藤澤和雄
『動物農場』ジョージ・オーウェル
『もしキリストがサラリーマンだったら』鍋谷憲一
『あおくんときいろちゃん』レオ・レオーニ


はじめた頃には、予想もしないほど、多くの方にご覧いただき、本当にありがとうございます。できる限り、これからも、良書をご紹介したいと思っております。 

まぁこれからもガンバレ! と思われる方、応援していただけるとありがたいです。

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テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/25(日) 21:26:33|
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『ほんとうだよ』松見秀

■ gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■honntou

ここ数日ヘビーな本が続きましたので、書く方も、(もちろん好きでやっているのですが)、つたない文とはいえ、間違いがあってはいけないと、頭フル回転(これでも)で、気が付くと、受験生のように“頭”が疲れたりするわけです(笑)。

特に政治に関わる書籍は、“声のでかい人々”の逆鱗に触れることもありますし、塾講師ですから、生徒を誘導していると思われても困ります。自分が良いと思った本でも、慎重に、慎重に…と。そういう作業をしている間は、“楽しい”ではなく、“難しい”ですね。

すみません。前置きが長くなりました。というわけで(どういうわけ?)今日は久しぶりに、絵本をご紹介します!これなら書いている時から楽しいです。

【ストーリー】
かえるのがーちゃんが、春になったのを喜んで、池の中の魚たちに伝えに行きますが、外を見たことがない魚たちは信じてくれず、がーちゃんはがっかり。するとその時、突然一匹の魚が…。


すばらしい一冊で、これも「ふたりdeぶろぐ」のカヲルさんから教えていただきました。絵本の持つ哲学性を感じますし、お子さんの豊かで柔軟な発想力、イマジネーションを刺激してくれると思います。

ストーリーも良いのですが、絵が非常に印象的です。菜の花、さくら、野原がとても美しく、目にしみます。うちの子も見入っていました。隠れた名作として有名!あれ?じゃあ“隠れて”ないですね(笑)。まぁいいや。

今年1月から、ファンの声に応えるかたちで、出版社が限定復刊したそうで、今なら入手可能です。他にも紹介したいものがあったのですが、無くなる前にということで…。


http://tokkun.net/jump.htm

『ほんとうだよ』松見秀
福音館書店:27P:840円



P.S.それにしても、ピンと張り詰めた状態で、UPをしたあと、コメントで励ましていただいたり、ランキングが上がっていたりすると、そのスリル、達成感で、続けられるのではないかと(笑)。

にほんブログ村 本ブログへ おかげさまで、はじめて、一週間1位を続けられました。本当にありがとうございます。どこまで続くかやってみます。
 あれ、上との差が、260が130点くらいに…。ひょっとして“声のでかい人”たちに近付ける?こわ。
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テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/24(土) 14:37:24|
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『英語達人読本』斎藤兆史 上岡信雄

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サムライブルー、本当に日本中をブルーにしてしまいましたね。残念です。茫然自失、応援疲れを癒したいところですが、受験生はそうもいっておられません。さぁ気分を変えて勉強!ということで、とびきり楽しく、ただし難し~い一冊を紹介します。

斎藤先生の著書は以前 『 英語達人列伝 』 をご紹介しました。他にも何冊か読んでいますが、どれも受験参考書ではありません。本書も“英語学習用”ではありますが、受験英語以上に高級なものです。

ただ、英文科志望の生徒、早慶上智などの英語難関校や外国語大学などを目指す生徒であれば、ぜひ読んでもらいたい一冊ですし、社会人でも、英文学に興味のある方には、その格好のガイドブックとも言えます。

副題は『音読で味わう最高の英文』となっており、編者のお二人が厳選した“名文集”です。著作権なども問題があり、なかなかこの種の本の出版は難しいそうです。英語教育が『実用』 の名の下にどんどん軽いもの、口語表現中心へと進む中で、非常に貴重な一冊です。

28の英文学の作品から、名文と思われるところの一節を抜粋しています。どれも大体200語前後の短いものですが、その小説(家)の時代背景や、文学的意義、もちろん訳と語・文法解説がついていますので、やる気があれば、何とかなるでしょう。

取り上げている作品をいくつか紹介します。

ウォルド・エマソン『自然』
アーネスト・ヘミングウェイ『二つの心臓をもつ川』
アガサクリスティー『自伝』
チャールズ・ディケンズ『オリヴァー・トゥイスト』
フレデリック・ダグラス『フレデリック・ダグラスの生涯の物語』
マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』
オスカー・ワイルド『まじめが肝心』
岡倉覚三『茶の本』
ポール・オースター『シティ・オヴ・グラス』

他にも、このブログで取り上げた、新渡戸稲造『 武士道 』、カズオイシグロ『 日の名残り 』、ジョージ・オーウェル『パリ・ロンドンどん底生活』(本ブログで取り上げたのは『 ビルマの日々 』と『 動物農場 』) や、一昔前の受験の定番、最近復活の気配を感じる バートランドラッセル『幸福論』 などの一節もあります。

残念なのは、CDです。上記の名作を朗読しているのが、ピーター・バラカン氏とクリスティーナ・ラフィン氏。バラカン氏はご存知の方も多いと思いますが、声は暗いですよね。 

ラフィン氏(女性)はそれ以上に暗く、震えているようにも聞こえます。プロのアナウンサーの方がずっと良かったと思うんですが…、何度も繰り返し聞いていると、不思議なもので、その暗さが“名作の重み”かな~と、感じ始めてしまうからおそろしい(笑)。


一応どのレベルか、参考までに、1番最初の作品(年代順に並んでいます)ウォルド・エマソン『自然』の半分だけ、書き出しておきます。

【 Ralph Waldo Emerson , Nature(1836) 】

In the woods, we return to reason and faith. There I feel that nothing can befall me in life, -- no disgrace, no calamity (leaving me my eyes), which nature cannot repair. Standing on the bare ground, -- my head bathed by the blithe air and uplifted into infinite space, -- all mean egotism vanishes. I become a transparent eyeball; I am nothing; I see all; the currents of the Universal Being circulate through me; I am part or parcel of God.

高校生であれば、最強軍団ブラジルを倒すんだ!というくらいの意気込みで、この最高峰の英文と知的格闘をして下さい。


『英語達人読本』斎藤兆史 上岡信雄
中央公論新社:156P:1575円 


http://tokkun.net/jump.htm


わたくしはこちらで、俗世間の格闘(笑)をしております。
にほんブログ村 本ブログへ おや、後ろからお知り合いが。つらいなぁ。
 300点くらいが260点の差に。まだ、はるかかなたです。
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  1. 2006/06/23(金) 15:27:40|
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はたけの花

jaga


これが何の花か、わかる生徒がいたらすごいな。高校生より小学生に期待。あっ、でも、小学生はブログ見てないか。

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  1. 2006/06/22(木) 23:38:04|
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『国家の罠』佐藤優

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明日、サッカーワールドカップのブラジル戦を控えて、このような本をご紹介するのは、ちょっと“ヤボ” かなとも思いますが…。著者である佐藤氏の控訴審で大きな動きがありましたので、ぜひ。

唐突ですが、 【 藤原正彦 VS 櫻井よしこ 】 といったら何を想像されるでしょうか。両者とも憂国の大物論客であり、多くの支持者は重なるはずです。

お二人でまったく異なるのは、本書に対する評価です。ある賞の選評において、藤原氏が『不屈の精神に感動した 』 と絶賛すれば、櫻井氏は『事実関係をとりまちがえてきた』 とバッサリ。いかに本書が、センシィティブなものかということの証左です。

詳しくはこちらをご覧下さい。http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20050922bk09.htm (読売新聞)

さて、今日報じられた(産経新聞ではトップ) 大きな動きとは…
第二次大戦時の外相、東京裁判でA級戦犯とされた東郷茂徳氏の孫にあたる、東郷和彦氏。本書にもたびたび登場する、「エリート中のエリート外交官」でしたが、鈴木宗男代議士や、本書の著者である佐藤氏との関係を糾弾され、外務省を追われました。

私は逮捕を逃れるために、海外に逃げていたと思っていました。一審で証人申請され、それを拒んだのですが、4年の沈黙を破って、とうとう佐藤氏擁護の立場で、証言しました。外務省には衝撃が走ったようです。

つい最近も村上ファンドの村上世彰氏が逮捕されましたが、こういう著名人、大物逮捕劇の裏には、複雑な構図、血みどろの権力争いなどが絡んでいるものだということが、本書を読むと推測できます。

佐藤氏は本書で、自分の逮捕劇を“国策捜査”、外務省の権力闘争として、ほとんどすべて実名で外務省の幹部、政治家、検察などを告発します。特に逮捕後の検事とのやりとりは生々しく、時間を忘れて、読みました。

本書の内容が全て真実であれば、ノンキャリアでありながら貴重なロシアとのパイプを持っている氏を“いけにえ”にするとはとんでもないことです。一方、キャリア外交官で佐藤氏同様の容疑を持たれながら海外に逃げている東郷氏、彼が逮捕される日が来るのかを注目していたのですが、昨日、法廷に出てきたというわけです。

はたから見ておりますと、佐藤氏を“売って” おきながら、自分は身の安全を図っているように見えていたのですが、当の佐藤氏自身が、東郷氏は “国家のため” に働いていたとして、うらむどころか、高い評価をしていたのです。

これまでの東郷氏の行動の真意はわかりませんが、これで外務省に宣戦布告をしたようなものでしょうか。つい数日前、佐藤氏が、ラジオで田中康夫長野県知事と対談していたの聞き、以前と違う明るい声が印象的だったので、何か…と思っていたところ、今日のニュースでした。

田中真紀子氏が外務大臣に就任して以来、ずっと続いていた外務省の混乱は、鈴木宗雄氏や佐藤氏の逮捕でようやくケリが付いたかたちになっていたのですが、これでまた、動くでしょう。佐藤氏が指摘する『国策捜査』、 裏で糸を引いている存在が明らかになることを願います。とにかく本書は、外務省を揺るがす一冊であったことは確かなようです。

私は本書の続編である『国家の自縛』 の方を先にブログで書きました。そちらも衝撃的ですので、興味のある方はお読み下さい。


http://tokkun.net/jump.htm



『国家の罠』佐藤優
新潮社:398P:1680円


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 7位!上の巨人たちは、ジャブあたりではピクリともしません(笑)。

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佐藤優村上ファンド
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テーマ:ノンフィクション - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/22(木) 15:24:17|
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『医者井戸を掘る』中村哲

■ gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■医者井戸

実は、ワールドカップサッカーの日本の初戦、対オーストラリア戦が放送されている、裏番組で、中村哲氏を特集する番組があったのですが、ご存知でしたか。“これじゃあ誰も見ないじゃないか!” と一人憤慨しておりました。

本書はアメリカでの9・11テロ前に出版されたもの(従ってもちろん、タリバンが話題になる前)で、アフガニスタンの窮状を訴え、自らのNGO「 ペシャワ-ル会 」 の活動報告をしたものです。

非常に印象深い一冊で、何人かの評論家が“今年のベスト3冊” (2001年の)などに選んでもいました。中村氏はお医者さんですが、

~~~とにかく生きておれ、病気はあとで治す~~~ 

と語りかけなければならないくらい、切羽詰った悲惨な現状が、アフガニスタンにあります。水がないのです、病院よりもまず、井戸を掘ってやらなければ…。

筆者は9・11以降“アフガニスタン通” としてテレビにも出演していましたので、ご存知の方も多いでしょうが、一貫してアメリカ寄りの報道を批判していました。

今でこそ“NGO” は玉石混交だということが明らかになりました。本書でも、特に海外のひどいNGOの例などが出てきます。人の弱みや、ODA(政府開発援助)やNGOのしくみを、自分のために利用している連中がいるのです。

真の援助とは何か考えさせられます。確実に人々の役に立っている活動であっても、いつもお金が足りない、人材が足りず、大きく評価されません。実際、イラク戦争の方に世間の目が行ってしまうと、アフガニスタンはほとんど報道されません。W杯の裏程度しか。

中村氏たちの活動は命がけで、こんな日本人もいるのだと感動させられます。こういう本を読みますと、力になりたいけれど何もできない自分、というのをいつも思い知らされます。うわべを繕っただけのODAやその報道、まして自分の選挙区の業者を潤わせるための援助など到底容認できません。

以前ご紹介した、『アフリカの瞳』 も同様ですが、テレビだけではとても知りえないような、その土地の文化なども感じ取ることができる、名著だと思います。


(いつかアフガニスタンがワールドカップに出場してくれたら、本書を読んだ人々はどれほど感激するだろうか、なんて考えてしまいました。)

http://tokkun.net/jump.htm


『医者井戸を掘る』中村哲
石風社:283P:1890円


 最大のランキングサイトで目標10以内を達成し、7位にまで押し上げていただき、感激しました。本当にありがとうございます。さすがにこれより上には、化け物のような(失礼)巨大サイトが壁を作っております。バーミヤンの仏像のようにど~んと…(笑)。“来るなら来てみろ!”と。とてもとても戦える相手ではありません。ふ~、しばらくはじっとがまんで記事を充実させたいと思います。ひとまずお礼申し上げます。

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テーマ:読書ノウト - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/21(水) 15:29:10|
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『本はどう読むか』 清水幾太郎

■ gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■本はどう読む

最近は、↓の記事で申し上げたように、サッカーやら、ブログランキングやらが気になって、読書ブログなのに、あまり本を読んでおりませんでした。生徒のみなさん!こういうのを“本末転倒”という。みんなもサッカーの見過ぎに注意!

で、初心にかえって、大御所の読書論がしるされた一冊を紹介します。

著者、清水幾太郎氏は、EHカーの『歴史とは何か』やマックスヴェーバーの『社会学の基本概念』の翻訳、そして『論文の書き方』や『倫理学ノート』の著作で知られ、著作集まで出ている、大社会学者です。

実は、本書は今から30年ほど前に書かれ、私が20年以上前、高校生の頃買ったまま、いまだ読んでいなかったのを、つい最近、たまたま見つけて読んでみました。どうして本書を購入したのかはもちろん、購入したこと自体を忘れていました。

『古いほんだなぁ~』と思ってページを繰っていったのですが、おもしろくて一気に読んでしまいました。誠に誠に誠に、大学者に僭越ながら、本に対する考え方が同じだと感じたからです。きっと高校生当時は最初の方であきてしまって放っておいたのでしょう。

私が本を無理してでも、借りるのではなく、買ってしまうのは、借りてしまうと、その本が興味を引かない時に、早く返さなければ、とか、気の利いた感想を言わないと、いう気になってしまう。もちろん書き込めない、汚せないからというのが一つ。

また、そもそも万人にとって、良い本、というのはありませんし、同じ人でも読む時期によって感じ方はまったく異なりますから、本書のように、最初はつまらなくても、20年後に読んで感動することもあります。だから手元に置いておきたくなるのですね。特に名著などと呼ばれるものは。

で、生徒のみなさん! 他の人から薦められてもおもしろくなければ、それがどんな有名で、絶賛されていても、しばらくは放っておいていいのです。大事にしまっておくこと。

で、ご父母のみなさま! 『せっかく良い本を買ってやったのに全然読まない。もったいない』 などとは思わないでいただきたい。名作ならいつか手に取るときが必ず来ます。

本書の中にも“おもしろくなければ読むのをやめる”と主張されていますので、私の本書に対する扱いも、お許しいただけるでしょう。

本の選び方や読み方、整理の仕方などのガイドブックでありながら、著者のエッセー風の文章で楽しいです。外国語の本の読み方や、読書を忘れないための工夫や、本の貸し借りについてなどなど、人生に触れながら読みやすくなっています。

おもしろくて、印象に残ったのは、以下の内容です。本は買わなければならない、ケチはいけないというところで、

『本はどんな無理をしても買う。私がいつまでも貧乏なのは、おそらく、この主観主義的読書法の結果であるに違いない。とにかく、書物と細君だけは借りることのできないものと諦めている。』

と、読書法について答え、この一節が、何冊もの高校の国語の教科書に収録されているのだそうですが、教科書では必ず、『細君』という言葉が削られているのだそうです(笑)。

(もうひとつ、ついでに、生徒のみなさん!『細君』 を“ほそくん” とか “ほそぎみ” とか読んでないだろうねぇ。授業できくぞ。)

http://tokkun.net/jump.htm


『本はどう読むか』清水幾太郎
講談社:182P:714円


にほんブログ村 本ブログへ おかげさまで1位です。本当にありがたいことです。
最大瞬間風速に近付いております。目標までまさにあと“一押し”(笑)。
 集計時間がバラバラなのでよくわかりません。
ブログランキング こちらのシステムをご存知の方がいたら教えていただきたいのですが…。

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/19(月) 13:58:35|
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父の日

ワールドカップ & 父の日でした。titi

テーマ:いろんな写真 - ジャンル:写真

  1. 2006/06/18(日) 22:07:19|
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『文明の衝突』サミュエル・ハンチントン

■ 現在は、gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■文明の衝突
今日の 田中宇氏 の、メルマガのタイトルは、【文明の衝突と東チモール】 でした。要旨は、【アメリカは、冷戦後、イスラム諸国を相手に、文明の衝突をたくらみ、世界を反米に向かわせることに成功した。しかし不必要に過激な行動が、反米グループの中でも多極化を生み、東チモールがそのあおりを受け混乱している】 と理解しました。

スポーツは政治や文化とは別だ、という見方もありますが、ワールドカップサッカーなどはそう思えません。何となく文明・文化(同義ではありませんが) ぶつかっていると感じてしまいます。

日本選手は行儀が良いと感じますし、クロアチア人にとって、サッカーは生活そのものという報道もあります。イギリスは紳士の国、といいながら、フーリガンは何でしょう。 中国での アジアカップの騒ぎ は? 

そもそもが、戦争で勝ち取った相手の将軍の首を蹴りまわして、戦果を称えたのが起源だそうですから、サッカーは武器を持たない戦争だと断言する専門家も多くいますね。自国の文化の優秀さを競うという気持ちが、世界中を熱狂させるのではないかと思うわけです。

そんなことから、今日は、その、文明の衝突を取り上げます。世界中に衝撃を与えた一冊というのは、大げさでしょうか? だいぶ前に読み、あの中国の反日デモを見てもう一度読み、今日また、パラパラと読みかえしてみました。

9・11などテロの過激化やアメリカがアフガニスタン、イラクなどと戦争をすることを予言した形になっていたハンチントン氏 (田中氏の嫌いなハーバード大の教授) が、世界の文明を8つに分けて論じています。

中華と日本は別文明だということは学者の中ではほぼ同意ができているようです。キリスト教を信ずる西欧文明はすでに成熟期に入っており、徐々に衰退していく傾向であり、代わって発展してくるのが、中華文明、イスラム文明、インドを中心とした南アジアのヒンドゥー文明。

本書が書かれた時点(98年)で衝突が起こる可能性が最も高いのがイスラムだとしていたわけです。その後、中国が急速に成長を遂げた時に、衝突の確率が高いシナリオは、 “中華文明 VS 西欧文明” ですが、氏の予測では、日本は迷いに迷って、アメリカではなく、中国と共同歩調を取る方を選ぶのではないかというものでした。(2010年頃の推測として書かれています)

昨今のニュースを見ていると信じがたいのですが、何と言っても、ハンチントン氏の分析です。田中氏なら、それも、日本にショックを与える謀略だと指摘するでしょうか?

本書は 『文明』 を視座に、さまざまな紛争や歴史的できごとの分析、将来予測などが書かれています。分厚い本で、気軽に読める類ではないのですが、非常に刺激的ですので、歴史に興味のある生徒さんにも薦めたい一冊です。アメリカ社会に興味のある方は、同氏の『分断されるアメリカ』 もお薦めです。


http://tokkun.net/jump.htm


『文明の衝突』サミュエル・ハンチントン
集英社:554p:2940円


■□■□■□■□ 以下 ランキングに関して です ■□■□■□■□

にほんブログ村 本ブログへ 本当に、目を疑ったのですが→でのランキングが 1位 になっておりました。ついこの前まで大差を付けられ、相手の強さに感心し、半分、あきらめていたので、大いに驚き、感激しました。ありがとうございます。

(実は2位と1位の差は、私の場合は、プライドの問題などではまったくなく、見ていただける数が大きく違うということです。偉そうで恐縮ですが、わずかな経験から申し上げますと、2位から1位になりますと、そこからのアクセスは倍増します。したがって逆に落ちた時には、半減しました。物販・アフィリエイトなどを中心にしているサイトでは死活問題なんでしょうか?素人ながら、多くのサイトがクリックをうながすのは“はげみ”であり、“客”の数が違うということだと理解しました)

私も、これまでのように、偉そうに、バナーを貼って、置いておくだけでなく、ランキングで応援して欲しいなら、きちんとお願いをしなければならないということも分かりました。今後は目障りにならない程度に、コメントさせていただきます。

たとえ一瞬に終わるにせよ、再び、1位に押し上げていただいたのですから、これでまた、すぐに落ちますと、見ている生徒から “カッコわり~” となりそうです(確実になります) ので、1位に恥じない記事がアップできるように努力いたします。

  そして、1位キープだけではつらいので、次の目標は、最大のサイトらしい → で、10位以内。そして →で、遊馬道さんとのカップル制覇です。

アベックというのは死語に近い、歳がバレバレだと、教えていただきました(笑))。


(ここ数日ランキングの話ばかりで、不愉快に思われる方もおられるかもしれません。ご容赦下さい)

テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/18(日) 18:44:54|
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『銀河のワールドカップ』 川端裕人

■ 現在は、gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■銀河
いよいよ、日本のワールドカップ第2戦、試合開始直前ですが、強い味方になりそうな本を見つけました!

先日ご紹介した『もう一度キックオフ(風野潮)』 も子どもを主人公にサッカーを扱った、すばらしい一冊でしたが、こちらも負けていません。というか、前者は子ども向け、絵も挿入されていますが、本書は子どもも読めますが、400ページ近い長編です。川端氏の本をはじめて読みました。

主人公は、元Jリーガーの花島勝、フリーターのような生活をしていた彼が、ひょんなことから、少年サッカーチームのコーチを引き受けます。花島の純粋なサッカー愛と、逆に、子どもたちの大人びた、そして豊かな個性がいつのまにかシンクロし、登場人物たちがみな成長する姿がすがすがしいです。

日本一、世界一、さらに…大きな夢を追う物語で、今からでもドイツの日本チームに届けたいくらいです。ブラジル人だって、足は二本しかないし、どこでやってもサッカーボールは丸いんだ!と。(笑)

私はサッカー自体、あまり詳しくないのですが、少年サッカーの実態、“親”応援団のすさまじさは知り尽くしております(笑)。お父さんコーチの情熱や知識欲のすごさも。 “銀河” といえば、レアルマドリードだとお気付きになるはずです。

作家というのは、もちろん観察眼が人並みはずれて鋭いのですね。少年サッカーの実態だけでなく、他のエピソードを見ても、筆者が、よく観察、研究、取材していることがうかがえます(プロだから当然か)。素人にも、サッカーファン(あるいはマニアまで)にも楽しめる一冊になっていると思います。

その上、『サッカーとは何か』 『自分はサッカーが好きなのか』 『強いとは』 などという哲学的な問いかけが出てくるのが大変気に入りました。それが気になって、略歴を見てみますと、ピンポーン!筆者は東大卒で“科学哲学”専攻だそうです。

最近は、仲正昌樹氏、小谷野敦氏、赤川学氏など、60年代生まれの東大卒の学者が、個性的な良い本を書いているなぁと、常々感じていましたが、作家のカテゴリーでもすばらしい人材を輩出するとは…。

ちょっと褒めすぎです(笑)から、難点を2つ。

1. あまり必然性があるとは思われない、性描写が、わずかながらところどころにあり、塾講師としては(親としても)子どもに勧めづらい。(こんなこと書くと逆に宣伝になる(笑))

2. “鳥肌が立つ”という表現は、誤用の代表格です。筆者は“感動する”という意味で何回か使っていると思います。“感動”の文学的表現として、許容範囲なのか、あえて承知で使っているのでしょうか。塾講師としてはお聞きしてみたいところです。

もちろん全体的には楽しめる良書であると思いますし、今後に期待を抱かせる作家という気がします。

ジーコジャパンがんばれ!

P.S. 作家、サッカーで思い出したのですが、以前、川柳を作りました。
 『作家らが、なれないサッカー、擦過(さっか)傷』  失礼しました。


http://tokkun.net/jump.htm


『銀河のワールドカップ』川端裕人
集英社:378P:1995円

昨日の記事で、本ブログにほんブログ村 本ブログへ の点数がぐっと上がりました。本当にありがたいものです。深くお礼申し上げます。今日の記事にはあと2つ付けさせていただきます。夢は大きく3冠王!な~んて。あっ、調子に乗りすぎました。すみません。今後ともよろしくお願い申し上げます。


テーマ:サッカー日本代表 - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/06/17(土) 12:32:46|
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ブログランキングに関して

ブログランキングに参加してから約1ヶ月が過ぎました。 最初、仲間が 『どれにします?』 と聞いてくれたのですが、節操なく 『全部!』 と答えてしまったので、大変なことになりました。浅はかでした。

毎回、5つもバナーを貼っておくだけでは、目障りですね。応援して、すべて押してくださる方が、仮にいらしたとしても、今度は時間がかかり、これまたご迷惑をおかけすることになってしまいます。

自分でもよくわからないくらい登録をしているのは、本当に“おろか”でした。どうかお許しを。
ですから、徐々にではありますが、いくつか整理したいと思います。(脇に置くなり、抹消するなり)
↓をご覧下さい。

数サイトしかないと思っていたのですが、ランキングのサイトはいくらでもあるんですね。 IN と OUT の意味も知らないまま始めたもんですから…。おはずかしい。

だ、そのおかげで、サイトごとに、点数計算のしくみや、規模など、かなりの違いと特徴があることもすぐにわかりました。(勉強してからやれ!)  ついでに、近況報告です。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

にほんブログ村 本ブログへ わかりやすくて好きなサイトです。一週間くらい 1位でしたが、すごい勢いで追いつかれ、あっという間に置き去りにされました(笑)。 トボトボ歩いていたら、オートバイに追い越された気分。ここは、いつか返り咲きを夢見て続けます。

 ここが一番大きいのでしょうか。どうやっても10位以内に入れません。瞬間最大風速で11位。で~んと不動のトップのキムタツ先生のサイトの偉大さがよくわかりました。トップのサイトはたいてい、記事ごとに、きちんと読者にお願いしてますものね。


ブログランキング クリックした後に、さらに投票するシステムで、見やすくて好きなのですが、システムがイマイチ飲み込めません。“静的リンク”なので、効果抜群!みたいに書いてありますが…。ちんぷんかんぷん。ここは三日天下でした。ここでも別のバイクに追い越されました。

 くつろぐです。ここも使いやすく現在も、1位で、くつろげますが、私が取れるくらいですから、失礼ながら…、わかりますよね。ここはです。


 大きいのかなと思って登録してみました。現在2位ですが、1位の方が強そうです。相互リンクのyumamichiさんのサイトが、先日トップでしたので、アベック制覇をめざします(笑)。


 説明が不親切で、(自分の無知はさておき) よくわかりません。クリックして、さらにあちらからクリックしないと得点にならないのか?上位との得点差も出ていません。


人気ブログランキング【ブログの殿堂】 かっこよさそうな名前に引かれて登録しましたが、小さいのかな?1~3位をうろうろしております。

 ここもすぐに1位になりましたが、バナーを貼るのを忘れていて知らない間に、落っこちていました。情けない。1位になっても反応がないので、申し訳ないけれど管理ポスト行きかな、と。

 ものすごい老舗だそうです。読み物だけのサイトでランキングをしているそうです。クリックなしでカウントするので、わかりやすい。とても上位にはいけません。800位くらいです。ここは置いておくだけです。 

ランキングオンライン 個性的ですが、いちいちTBを送る手間が面倒です。ポイント計算も何か複雑で…。

 自分のサイトを捜すにも一苦労。

 ここもトップページへのリンクしか許されない上に、カテゴリー分類がわかりにくいので、ちょっと…。

このブログを評価する バナーのカッコよさに惹かれて登録しましたが、順位の変動がかなり大きく、信憑性?開いてさらにクリックが面倒かな。


とにかくやり過ぎました。そう簡単にクリックしていただけないということも、よくわかりました(笑)、世間は厳しいのだということが。逆にしていただけるありがたさも身に染みます。確かに私も、まず、お知り合いのサイトでしかクリックしないですからね。

ランキングはやり始めると気になります。上がるとうれしいし、下がると悔しい。偏差値と一緒です(笑)。 よく他のブログで見る、“はげみになります” というのは本当ですね。

いずれにせよ、仲間に相談に載ってもらって、徐々に整理しますし、おもしろそうなものがあれば新しいのにチャレンジするかもしれません(懲りてない)ので、ご存知でしたら教えて下さい。

もちろん、良書をなるべくわかりやすくご紹介する、いろいろな方々と交流するという、ブログの方向性はいささかも変わりません。今後ともよろしくお願いします。


VIVA

おまけ↓
 知りませんでした。ナント!当教室にもこんなクールな動くバナーがあったんです!クリック!クリック! 失礼しました。宣伝でした(笑)。     

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  1. 2006/06/16(金) 14:07:59|
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『博士の愛した数式』小川洋子

■ 現在は、gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■

博士の愛した数式
昨日、大学受験生の授業で扱った英文の中で、『数学は現代文化の形成における原動力であった』 という記述が出てきました。そこで生徒たちに、映画化もされた本書を読んだかどうか聞きましたが、誰も読んでいませんでした。残念!

どう紹介したら、生徒に読んでもらえるかなぁ~と迷ってしまうくらい、おすすめしたい小説です。私が読んだのは、もうかなり前ですが、それでも気持ちとしては、本書は “全中学・高校生必読!” です。

交通事故によって80分しか記憶が続かなくなってしまった天才数学者(博士)、その世話に通う清貧の家政婦と、その10歳になる息子が中心人物です。

数式にしか興味のないはずの老博士が、家政婦に子どもがいると知り、博士の世話をするより自分の子どもの世話をするように言い張ります。生活していくためにそれはできないと家政婦が答えると、ではここで一緒に食事をすれば良いということになります。

こうして3人の時間ができ、ドラマが始まります。見ず知らずの人の子どもにルート(√)と名づけ、溺愛しますが、悲しいかな博士の記憶はわずかに80分。“メモ” しておかなければ次の日には少年が誰なのかすら分かりません。

女性、子ども、老人と、それぞれに社会的な弱みや、限界をかかえながらも、人の心を思いやりながら生きる姿、展開されるエピソードに引き込まれます。そして、その交流の真ん中になんと“数学”があります。学校で習う、テクニックとしての数学とは異なる美しい数学です。

“数学” によって、少年の“無限” の可能性や、人の出会いの“偶然と必然” を示唆しているようであり、数学の“厳格さ” を強調することで生の限界を示しているようでもあり、その反対の人の心の“理不尽さ” を描いているようでもあります。

以前、サイモンシンの書いたドキュメンタリー『フェルマーの最終定理』 を読んだ時も、それに挑んだ数学者達の姿と数学の美しさに魅せられましたが、本書では、別の種類の感動を同じくらい多く味わうことができました。やはり小説の力は数学同様、偉大です。

小川氏自身が数学の持つ神秘性や美しさに惹かれていることは明らかですが、それを見事に過不足なく紹介しながら、人の心の美しさを同じように描いてしまう手法や技量に、ただただ恐れ入りました。

未読ですが、小川氏と藤原正彦氏との対談『世にも美しい数学入門』 も評判が良いようですね。映画はどうなんでしょうか。


http://tokkun.net/jump.htm


『博士の愛した数式』小川洋子(他に文庫版・コミック版もあり)
新潮社:253P:1575円


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博士の愛した数式』 小川洋子  数学 フェルマーの最終定理 

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  1. 2006/06/15(木) 14:59:01|
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■特集!教育関連の本■

先月は、当教室メルマガの 『入試に出題された本』 の特集をお伝えしました。今月は『教育に関する本』 がテーマです。やはり私以外に、いろいろな先生方が書かれておりますので、無記名とさせていただきます。なかなか良書がそろったと思います。



■ 『崖っぷち弱小大学物語』 杉山幸丸著(中央公論新書 756円)206p
崖っぷち
 筆者はかの京都大学霊長類研究所の所長、日本霊長類学会の会長を歴任、世界的にも優れた研究を残しています。輝かしい経歴を引っ提げた筆者が、定年後、いくつかのオファーの中から選んだのが、本書の舞台となる、ある大学の人文学部長の職です。崖っぷち弱小大学とは、よくも言ったものですが、生徒を集めるのに四苦八苦している大学のこと。そこで、筆者が、やる気のない学生、問題意識の低い教師や職員を目の当たりにし、学校改革に乗り出していく物語です。底辺といわれる大学で何が行われているか、良くわかります。少子化がますます進むこれからの時代は、大学も中身で勝負するしかないということも実感します。非常におもしろいだけではなく、実際の大学選びにも役立ちそうです。
大学 学校選び 霊長類



■ 『学力を育てる』 志水宏吉著(岩波新書 735円)224p 
学力を育てる
 知識の詰め込みで獲得できる学力を『葉』思考力や判断力、論理構成力、考える力、表現力を『幹』そして、意欲や関心、態度といったものを『根』とする一本の木に学力を例え、どのように木を育てていくのか解説しています。木を大きく育てるためには学校と家庭と地域の支えが必要であり、それは連携よりも協働が望ましい、と様々なデータや調査、取材により、著者は結論付けます。最近度々目にし、耳にする学力格差についても詳しくデータから分析し、克服の成功例を挙げ、今後の公教育のあり方や可能性を説得力に満ちた説明がされており、教育関係者や保護者の方には有意義な一冊となるはずです。 学力 格差



■ 『カリスマ体育教師の常勝教育』 原田隆史著 (日経BP社 1400円)260p
カリスマ体育
 「生活指導の神様」とあだ名される体育教師の指導理論書です。松虫中学という荒れた学校で陸上部を指導し、7年間で13回の日本一という偉業を成し遂げています。さぞかし優秀な人材がいたのだろうと考えがちですが、氏の指導は家庭や学級での生活態度を正すことで心を強くし、どんな勝負にも平常心で臨んで勝つというやり方にその特徴があります。優勝した選手が「毎日皿洗いをしたら優勝できました」というほどです。子どもの教育だけでなく、企業の社員教育にも通ずるものがあるでしょう。 カリスマ 社員教育 陸上部 平常心 



■ 『子供の潜在能力を101%引き出すモンテッソーリ教育』 佐々木信一郎著(講談社+α新書 840円)186p
佐々木
 ある能力が最高に発達する時期(発達の旬=敏感期)を逃さず、独特の教育を施していくモンテッソーリ教育の方法がわかりやすく紹介されています。幼児期における学習についての方法論のため我々学習塾から考えますと、関わる以前の年代の話になりますので授業で実践できることはありません。しかし本書で示される”学びのスパイラル”は学習指導においても根本であると思いますし、”学びのスパイラル”により癒されるという記述などは非常に興味深いものです。正解が分からない幼児期の教育において、どうすれば良いのか悩まれている親御さんは一度読まれてはいかがでしょうか 。モンテッソーリ 幼児教育



■ 『叱らない教師、逃げる生徒』 喜入克著(扶桑社 1575円) 253p 
叱らない教師
 今学校では何が起きているのか。実際に聞いた話のなかに、“授業中でも生徒同士で話をする”“学校でお菓子を食べる”“授業中に立ち歩く”といったことがある。これらのことは当たり前になり、この本にもあるように、教師も注意しなくなり教育現場のレベルが下がってきた。ニート・フリーターは基本的には自分の責任が大きいとは思うが、これだけ大量に増えてしまった理由として、教師の責任も大きい。生徒に指導する立場として、今何をするべきか・考えるべきかを与えてくれる本でした。 学校 教師 フリーター



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サッカーのことはしばらく忘れて、読書で心を落ち着けましょう。   

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  1. 2006/06/14(水) 13:42:22|
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『ケリーギャングの真実の歴史』ピーター・ケアリー 

■ 現在は、gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■ ケリーギャング
ワールドカップ初戦、これ以上ないほど厳しい結果になって、泣きそうになりましたよ。でも、勝負としてはあと2勝すれば良いのですから、これからです。それにしても、オーストラリアはかなり強いとは聞いていましたが、これほどとは…。



オーストラリアといえば、子どもなら、“カンガルー”、や“コアラ”。大人なら、“リゾート地”とか“オペラハウス”などが一般的で、いずれにしろのんびりしたイメージです。

オーストラリアチームの選手は、日本戦の前、ゴルフをしていましたが、私はオーストラリア人から、直接、『この国では、ゴルフは貧乏人がやるもの。金持ちはクルージングをする』 と聞きました。さらに、サッカーに関して、『イギリス嫌いだからサッカーは、はやらない』とも。あれ?“貧乏人のはやらないスポーツ”にしては強すぎます(笑)。

実は、サッカーに現れているかもしれませんが、世間のおだやかなイメージとは異なり、オーストラリアはかなりワイルドな歴史の国です。オーストラリアへの最初の移民はロンドンの囚人達だったと別の本で読んだことがあります。

本書の主人公、ネッドケリーはオーストラリアの有名人で、開拓時代に、圧政に抵抗したヒーローとも呼べるのですが、実は、皆から恐れられた非情な殺人鬼ともいえる人物です。

1880年頃、(日本で明治政府が国会開設の準備を進めているころ)ネッドケリーは、警察と凄まじい銃撃戦のうえ、最後は虫けらのように死んでしまうのですが、彼は、まだ見ぬ自分の娘に語る形で、自分の人生をつぶさに記録していました。 それが娘に渡り、そして新聞などに載ることで、警察や裁判所の不正を世に示したいと願ってのことでした。この手書きの原稿は今も、メルボルン公立図書館に歴史資料として保管されているそうです。

ケリーが便箋などに書いた文章は、時に草むらや、隠れ家で書かれたもので、ひどく痛んでおり、その上、ろくに学校も出ていないため文法もめちゃくちゃだそうですが、多くの人の心を打つものだったようです。

本書はその膨大な資料をもとに、オーストラリアの歴史の中で生まれた、ケリー一味の真実を紹介した本で、英国のブッカー賞を受賞しています。

開拓時代の想像を絶する厳しい生活、人種差別、貧困にあえぐ中、幼いケリーが家族を支えようと必死になっているところから始まります。自分の力ではどうにもならないことが次々と起こり、ある時は警察に仕返しをするため、ある時は家族を養うために犯罪に手を染めます。

そして、ついに、最愛の母を無実の罪で投獄されて、警察との命がけの対決と真実の公表を決意します。500ページを超える作品ですが、飽きることなく読みふけりました。

当然ですが、それぞれの国にそれぞれの歴史、その国を理解しようとすれば、歴史の勉強は不可欠です。次のクロアチアはさらに複雑ですね。

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『ケリーギャングの真実の歴史』ピーター・ケアリー 早川書房:526P:2625円 


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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/06/13(火) 13:42:08|
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『武士道』 新渡戸稲造

">■ 現在は、gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■
武士道

ジーコジャパン、10時キックオフですね。 『サムライブルー』 または 『23人のサムライたち』 なかなかの響きですが、日本人以上に、外国人が“サムライ” に惹かれているようにも思います。今日はサムライたちが世界を驚かすことを夢見て、『武士道』 を取り上げ、世界レベルの偉人、Dr.Nitobe を紹介します。

5000円札のデザインが樋口一葉に変わりましたが、お札のおかげで新渡戸稲造の知名度はぐんと上がりました。しかし、それでも彼の活躍に比べれば、ずっと低いんです。

彼は、「少年よ、大志を抱け」 と語ったクラーク博士の教え子。芥川龍之介の先生であり、その小説「手巾(ハンケチ)」 のモデルですが、いずれも新渡戸より相手のほうが有名です。

しかし彼、新渡戸稲造こそが近代日本の最初の国際人であり、そして、それを可能にしたのは、なんといっても、彼の抜群の英語力です。

太平洋の架け橋になりたいと願い、東大を中退し、米、独に留学、58歳で国際連盟事務局次長に就任。欧州を演説してまわり、アインシュタイン、キューリー夫人、HGウェルズなど当時の科学者、文化人と議論を戦わせていたそうです。

「我、願わくば太平洋の架け橋にならん」 とは新渡戸が東大の入試面接で語ったといわれる言葉ですが、その精神は100年後、今でも日本の外務大臣などはこれを紹介し、ブッシュ米大統領が国会演説で触れるなど、外交の場に生きています。

37歳で “Bushido:the soul of Japan(武士道)” を英語で出版しました。その日本語訳が本書です。25ヶ国語にも翻訳され、エジソンの愛読書であり、文人外交官の駐米英国大使のブライス卿によって「英文学の珠玉」と絶賛されたほどすばらしい英文です。

これを読んで感銘を受けていた当時のアメリカ大統領セオドア・ルーズベルトは、60冊を購入し、友人に配布しただけでなく、「キリスト教文明に勝るとも劣らない高い精神文明を持った極東の小国を世界地図から消してはならない」 と日露講和の仲介をしたと言われています。当時としては日米関係を築き、日本を救った大功労者です。

お気付きでしたでしょうか、新渡戸稲造の5000円札にだけ世界地図が(太平洋が広々と)描かれていたのはそういう訳なのです。夢の実現のため、弟子たちによれば、睡魔に襲われたときは井戸端で水を浴びてから勉強を続けたということです。

5000円札から新渡戸が消えたとしても、その志、そして『 Soul Of Japan 』 を多くのサムライたちが引き継いでくれるでしょう。今日の試合、負ければ切腹!のサムライ魂、は無茶ですが(笑)、命がけの戦いを期待しましょう。


p.s. 日本海側の架け橋が全部崩れていますね。


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『武士道』 新渡戸稲造
岩波書店:159P:420円 

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武士道』 新渡戸稲造    サムライ  ジーコジャパン

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/12(月) 14:03:37|
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紫陽花

梅雨入りの日曜日
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梅雨あじさい紫陽花

テーマ:紫陽花 - ジャンル:写真

  1. 2006/06/11(日) 12:05:42|
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『監視国家』 アナ・ファンダー


            監視国家



ドイツワールドカップ開幕、開催国ドイツ強そうですね。日本もそのドイツを苦しめたのですから、かなり期待できそうです。ベルリンの壁が崩壊(89年)からはや17年。こうして世界的なイベントを開催しているわけです。

かつては、深い溝の象徴として、例えば、『あの二人の間にはベルリンの壁がある』 などと言いました。(今なら、“38度線”が引かれている、でしょうか)

隔世の感がありますが、今なお、ドイツ経済は決して好調とは言えず、著しい学力低下も叫ばれています。日本でもそうだったように、W杯が経済の起爆剤と期待されているのでしょう。

そして、このドイツ社会低迷の原因はまちがいなく、壁の崩壊によってもたらされた東ドイツとの融合です。経済的に疲弊した東ドイツ社会の再建や融合は、そう簡単ではありません。

そして、今の北朝鮮、中国においても想像されるように、当時の東ドイツには政治的な自由も当然ありません。そして本書で描かれる、秘密警察(シュタージ)の実態が徐々に明らかになってきています。

社会主義国の優等生だった東ドイツはどう国民を管理していたのか、わずか人口1千7百万の国に、シュタージの職員だけで約10万人、密告者は17万、パート的なものまで含めると、国民の7人に一人がシュタージにかかわっていた。つまり隣人には、いや家族の中にさえ、自分を見張る人が含まれているという異常管理社会でした。

ジョージオウェルの『1984年』 で描かれていた恐怖社会が、存在していたわけです。体制への批判には、逮捕、処刑の恐怖が訪れます。西ドイツへ逃れようとして壁の近くで射殺された人々も実際に数多くいます。

第二次大戦後、西ドイツでも、管理ファイルが暴かれ、ナチスの協力者、通報者達はことごとく社会から葬られました。今、旧東ドイツでも、国民は自分がそのファイルにどう書かれているのか戦々恐々としているというわけです。

壁崩壊と同時に関係者が、追及を恐れて大規模にファイルを処分したのですが、それの修復作業とファイルの分析を進めています。ところがそのファイルの量たるや、今のスピードで進めても終えるのに300年以上かかるというほど膨大なのです。

このような事実や、少しずつ過去を語り始めた、関係者、迫害した側と監視された側への取材をもとに本書は書かれています。

独裁政治、秘密警察によって情け容赦なく引き裂かれた人々の絆、裏切り、密告、相互監視などが常在する社会が描かれています。小説ではないのです。ノンフィクションとしてイギリスのサミュエルジョンソン賞というのを受賞しているそうです。

最後に船橋洋一氏が述べているように、やがて北朝鮮の平壌ファイルが暴かれたら…、毛沢東ファイルが暴かれたら、その国内の協力者たち、それに…、日本の政治家や協力者たちは…、と考えますと、現在のドイツの緊張感が想像できるのではないでしょうか。『1984年』 に比べてもずっと読みやすくなっています。お薦めします。

ドイツ関連としては、これまで、『ニッポンの公文、ドイツの教育に出会う』 フックス真理子、 『ベートーヴェンの遺髪』 ラッセルマーティン、 『ユダヤ人とローマ帝国』 大沢武男 などをご紹介させていただきました。よろしければご覧下さい。


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『監視国家』 アナ・ファンダー
白水社:394P:2520円


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『 監視国家 』 アナ・ファンダー   東ドイツ秘密警察  ドイツワールドカップ  ベルリンの壁

テーマ:ノンフィクション - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/10(土) 18:37:35|
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『もう一度キックオフ』風野潮・作 真咲ナオ・絵

キックオフ
■ 現在は、gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■
4年間待ったワールドカップサッカーがいよいよドイツ戦で幕開けです。今日はやはりサッカーの本でしょう。ここまでご紹介した、サッカー関連の本は、

サッカー株式会社』 クレイグマクギル、 『決戦前夜』 金子達仁、 『山本昌邦備忘録』 山本昌邦、 『サッカーの国際政治学』 小倉純二 です。

もうストックがないだろうなぁと思っていたのに、すばらしい一冊が残っていてうれしくなりました。本書です。子ども向けですが、ぜひお読み下さい。

主人公のハルは、サッカーが大好き。ところが、“女はダメ”と中学のサッカー部で門前払いをくってしまいます。“あ~サッカーしたい、サッカーしたいー”と叫んでいた、ある日突然、彼女の身体に、事故で植物状態になった元Jリーガー、友也が乗り移ります。

一度は断られたサッカー部も、ハルのケタ違いのプレーを見て入部を許可します。サッカーをしている時は幸せですが、実はハルは兄を亡くしており、母子二人でくらしているのですが、母は兄のことが忘れられず、暗い私生活を余儀なくされていました。

しかし、自分に同居する友也のサッカースピリットに刺激され、少しずつ希望がよみがえります。試合に出始めたハルは、大活躍。ゲームシーンは、臨場感にあふれ、“パス!シュート”と心で叫びたくなります。

また、プレー場面とは対照的に、身体を共有するハルと友也の毎日はドタバタの連続ですが、徐々に心が和らいでいく過程がほほえましいのです。最後はお楽しみです。

二人の運命に最後までひきつけられ、切なく、楽しく、そんなストーリーでした。生徒に薦めて、読んでくれた人は『先生、こういうの他にもないですか?』 と言ってくれて好評でした。



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『もう一度キックオフ』風野潮作 真咲ナオ絵
岩崎書店:173P:1260円


p.s. そういえばサッカー好きな生徒が突然、『先生、この記事爆笑だよ』 と言って、朝鮮日報のこのコラムを教えてくれました。興味のある方はどうぞ。

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/02/20060602000055.html


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 ワールドカップ サッカー  『もう一度キックオフ風野潮  真咲ナオ 

テーマ:今日のイチオシ☆ - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/09(金) 17:38:31|
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『入試超難関突破!解ける!英語長文』竹岡広信

竹岡長文
 

ドラゴンイングリッシュの竹岡先生の長文問題集、16題の長文からなります。CDが音読用に1枚付いています。

竹岡先生をTVで拝見し、その情熱、共感できる指導方法など、すばらしいと思っておりますし、これまで 『ドラゴンイングリッシュ基本英文100』や『センター英語[文法・語句整序・リスニング]の点数が面白いほど取れる本』 も満足できる参考書でした。

しかし誠に申し上げにくいのですが、本書の英文はとても超難関突破のものではありませんし、かなり古く10年以上前のものも含まれており、すでにどこかのテキストに載っているものや、私の知っているものばかりでした。

その上、易しすぎます。確かに学力低下は顕著だと感じておりますが、このレベルでは家で予習すれば、ほとんど間違えないでしょう。東大の英語は、英文自体は易しくても、設問が難しく、ワナがあったりしますが、それにしても、という気がします。せいぜいセンター試験、私立中堅レベルで、“超”難関とはとても呼べない。残念です。

ただし、解説自体はすばらしいです。さすがです。通常の長文読解テキストには出ていない説明がたくさんちりばめられています。それはいくつもあるのですが、一番単純な例で、私もどうしてテキストに載っていないのだろうと思っていたテクニックの一つに『アー』の発音があります。 【要するに、hard と heard などの違いです】

生徒はみんな悩みます。しかし、例外もあるのですが、単に【 ar のつづりと ar以外のもの 】と区別しておけばほとんど正解できると思います。これがうれしいことに本書には出ています。私ははじめて見ました。(ただし、【 ar と ear は違う 】さらに、【 例外は heart と guard 】、と書かれているとより親切ですが)

こういう竹岡先生ならではの、受験生にとって得がたい情報がいくつも載っています。
結局、竹岡先生ほどの力があれば、料理する英文がなんであれ、そこにいろいろな味付けを加えて、内容の濃いテキストに仕上げられるということでしょう。選択した英文だけが悔やまれます。

教える側からすると、確かに英文を選ぶ作業は大変で、ついつい予習や細かなチェックの要らない、知っている英文に頼りがちです。痛いほどわかりますが、やはり竹岡先生には、その労をいとわず、最高の問題集を作って欲しかったですね。

(そういう事情があり、灘高キムタツ先生の東大リスニングのような英文を読解に使いたいと申し上げたわけです)



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『入試超難関突破!解ける!英語長文』竹岡広信
旺文社:208P:1428円


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ドラゴンイングリッシュ竹岡広信  英語長文読解  解ける!英語長文     灘高キムタツ  東大リスニング

テーマ:大学受験 - ジャンル:学校・教育

  1. 2006/06/08(木) 16:04:37|
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『ブログの正体』伊藤穣一+デヴィッド・L・シフリー&デジタルガレージグループ

p>■ 現在は、gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■
ブログの正体

ウェブ進化論』 に刺激を受け、ブログについてもっと知りたいと思い、読んでみました。副題は、“No.1ブログ検索エンジン、テクノラティーの挑戦”です。かっこいい!

筆者の伊藤氏は、テクノラティジャパンの取締役、1966年生まれ、シフリー氏は米国テクノラティーの創業者・CEOで68年生まれです。若い!

本書はデジタルガレージ、テクノラティジャパン、WEB2.0、クリエイティブガレージの4社の書籍プロジェクトとあり、章によって執筆者が分かれています。前3社の代表取締役の林郁氏が序文を書いていて、そのグループの総称がクリエイティブガレージというのだそうです。ややこしい!

ブログだけに絞った内容ですので、まずはその歴史や、人気ブロガーがどういう人々かなどをわかりやすく紹介します。グーグル検索とブログ検索の違いを、『次世代の検索エンジンを考えると、グーグルは大きな図書館のカタログを検索する感覚。それに対して、ブログの検索はリアルタイム検索』 と時間軸の違いを強調します。

ウェブ進化論より、語られるテーマは狭いのですが、社会に与える影響に関して、両書は、さまざまな点で酷似しています。ただ“文化”としてウェブの進化の意味をとらえている前者に対して、本書はそのツールとしてのブログの有用性、将来性を強調します。

例えば、象徴的な違いは、ネットから個人が得られる収入に付いて述べた点です。引用は長いので、勝手にまとめてしまいます。

『ウェブ進化論』:(グーグルのアドセンス)月十万円稼ぐにはとても大変だが、数千円規模ならば、かなりの確率でたどりつく、として、その意味が学生や低所得層、特に途上国において、どれだけ大きいかを説明します。そこに新しい経済圏が現実にできている、富の新たな分配機能が働いていることに読者の注意を向けます。

本書:(アフィリエイト)ある会社の成功報酬ランキングに言及し『個人で月に300万円、200万円と驚くべき収入を得ている人もいる。(中略)数十万円というのは珍しくない』とし、今後この市場がさらに拡大し、日本経済の活性化にまで言及します。

テクノラティーの紹介本ですから、やや宣伝めいているのは当然ですが、それでも、ブログの存在意義、今後の可能性について勉強になりました。

http://tokkun.net/jump.htm

『ブログの正体』伊藤穣一+デヴィッド・L・シフリー&デジタルガレージグループ
インデックスコミュニケーションズ:207P:1575円


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ちなみに↓がテクノラティーのタグです押してみてください。どう使うかわかります?今のところ効果は?(笑)どなたか正しい使い方教えて下さい。 
あっ↑ですか?これはブログランキングです。どれでも結構ですから押してみてください(笑)。いつのまにやらにぎやかになってまいりましたぁ。

ブログの正体 テクノラティブログ  ウェブ進化論

テーマ:**本の紹介** - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/07(水) 15:22:57|
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『サッカー株式会社』クレイグマクギル

サッカー株式会社

■ 現在は、gooブログ 本を読もう!!VIVA読書 の写しです■


さぁ、ワールドカップが始まります。ジーコ監督率いる日本代表、初戦は12日の夜10時です。ところがです!当教室がある地域の中学、高校は、なんとその12日から中間テストですよ!何か、学校側の意図を感じますか(笑)?

塾講師としても、サッカーは応援してもらいたいけれど、試験勉強の手抜きは許さない。で、どうせサッカー見るなら、社会科で時事問題が出ますので知識を吸収。

ということで、生徒諸君!例えば『ドイツワールドカップ開幕、では、ドイツの首都は?』そうベルリンですね。簡単、簡単、では、ドイツ初の女性首相の名前は?

さらに『日本が対戦する、オーストラリア、クロアチア、ブラジルの首都を答えなさい』とか。これができるようなってはじめて、当教室では観戦資格あり!ですね(笑)。

(そこで、当教室の社会科の先生のブログ『■ 入試に出る!時事ネタ日記■ 』に、本当は塾外に出さない、次回中間テスト対策用の時事問題プリントを、無理を言って出してもらいました。この記事を読んでくれている生徒・学生さんがいたら、必ずチェックしておいてね)

さて、サッカーというものに関して、非常に勉強になった一冊です。世界のサッカー界で起こっていること、すさまじいビジネスの実態を暴露し、サッカーをもう一度純粋なファンの手に取り戻したいという意図で書かれています。

裏の世界を理解すれば、犠牲になっているのはサッカーファンだとわかり、ファンよ怒れ!という一冊です。私のような、にわかサッカーファンが、いかにナイーブかよく分かります。

世界のサッカービジネスは、一口で言えば汚い、というのが率直な感想ですが、それが言い過ぎであれば、“金のために命がけ”、です。ピッチの外の戦いは試合以上に熾烈です。日本と本場の国々では、あまりにもサッカー文化が違いすぎるんじゃないでしょうか。

それが、日本の選手が海外で活躍できない理由の一つと思えるほどです。著者にとって身近なイングランドのクラブを中心に、世界中のサッカーシーンについても実に丁寧に説明してくれます。

選手、監督、審判、クラブ、オーナー、FIFAなどサッカー界の全体像が何となく見えました。本当に際限のないビジネスワールドであり、サッカーを見る目が変わってしまいました。

大物選手の移籍問題も、裏はクラブのオーナー選挙のためだろうと予想ができるようになりました。私は前回のワールドカップでやっと相手チームの選手のユニホームを引っ張るのを見ることに慣れた程度でした(笑)ので、非常に衝撃的でした。お薦めです。

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『サッカー株式会社』クレイグマクギル
文藝春秋:295P:2050円

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テーマ:オススメの本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/06(火) 15:21:01|
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『ウェブ進化論』梅田望夫

進化論

いつ頃からか、私の読書はあっちへ行ったり、そっちに寄ったりで、常に同時進行で数冊、時には20冊くらいを読むというヘンなスタイルになってしまいました。

あまり興味をひかないものだと、途中まで読んだ内容を忘れてしまい、もう一度最初からやり直しになったり、もういいや、と止めてしまったりするものもあります。かなり…。

本書は違いました。最初から、最後まで集中して読んだのは久しぶりです。今、確認しますと、アマゾンではすでに100を越える書評がありますし、ネット上でもたくさんの良質なレビューが出ていますから、今さら“ネット素人”の私があまり申し上げることも、あまりないでしょうが、せっかく読みましたので、少しだけ…(笑)。素人が読んだほうが衝撃の度合いが大きいとも言えるでしょうから。

単なる検索エンジンだと思っていたグーグルの思想、ネットのこちら側とあちら側という対比で、社会を非常にわかりやすく解説してくれます。ホームページとブログの意味するものの違いなど、まったくわからないままでしたし、そんな状態で始めたブログのおかげでネットを見ていて気になったものが(例えばいろいろな無料サービス、アフィリエイトなど)かなりあったのですが、それが氷解した印象を受けます。

ヤフーや楽天に対し、グーグルやウィキぺディアの違いなど、引き込まれて読みました。ロングテールやフラクタルなど、以前ご紹介した『歴史の方程式』 にも通じるような物理的な分析にも感心しました。

そうした分析が興味深いだけでなく、世代論や社会構造分析など、非常に高いレベルの筆者の教養と前向きな人生観まで感じられる一冊で、多くの方にお薦めしたいと思います。

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『ウェブ進化論』梅田望夫
ちくま新書:249P:740円

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ウェブ進化論  アフィリエイト  グーグル アマゾン  楽天  ヤフー ウィキぺディア  ブログ

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/05(月) 21:56:06|
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『最強のファイナンス理論』真壁昭夫

最強ファイナンス

村上ファンドの村上氏、記者会見で『自分は市場のプロ中のプロ』 だと繰り返し強調していましたね。しかも『法律を学んできた』 専門家だとも。検察とのやりとりがすべて明らかになったわけではありませんが、プロ中のプロでもミスを犯し、逮捕、起訴されるに至るだろうという内容でした。難しいものです。

今や、小学生でも“むらかみふぁんど”は知っています。小学生から、マネー教育をしようというよくわからない動きもあります。うちの塾は、5科目何でも教えますが、さすがに“マネー”はわかりません。教えて欲しいくらい(笑)。

『ヘッジファンド』 とか『デリバティブ』 といった経済用語が新聞などマスコミに出てきます。高度な数学とコンピューターを駆使して投資をし利益を得るという、金融工学と呼ばれる分野です。難しそうですが、どういうものか知りたくて本書を読みました。

読んでみますと、本書は専門書ではなく、入門書。しかも金融工学を説明するのではなく、それと対峙する、“行動ファイナンス理論” を紹介するのが目的です。あれ?

簡単に言えば、『数学』的な市場把握に対して、『心理学』的な市場理論です。数学的に必ず儲かる投資理論があるとすれば、数学者は誰も損はしないはずです。先日ご紹介した『天才数学者、株にハマる』 で書いたとおりです。

あるいは市場というものが常に合理的で情報を共有していれば、バブルは起きないし、ぼろ儲けもありません。そういう現象を、心理学を基本に人間の市場での行動や、そのメカニズムを扱うのが行動ファイナンス理論です。 

証券アナリストの試験にも最近出され始め、この理論でノーベル経済学賞を取った学者が出て一気に注目が集まりました。伝統的経済学理論ではバブルなどは“例外的事項”として説明は放棄されていたそうで、そこに光を当てたわけです。

筆者は投資を実践するように進めていますが、マネーマーケットに関係なく心理学の本として読んでもおもしろい一冊で、お薦めできますが、“最強のファイナンス理論”という題名はかなりずれがあるかなと(笑)…。

http://tokkun.net/jump.htm

『最強のファイナンス理論』真壁昭夫
講談社:202P:714円

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テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/05(月) 14:29:48|
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『ぼくの翻訳人生』工藤幸雄

翻訳人生

語学に通じるには人生は短すぎる、としみじみ語っている筆者は大正生まれで、今年80歳。ポーランド語翻訳の第一人者ですが、フランス語、ロシア語、英語などでも翻訳をしているそうです。

とにかく他人の訳が気になってしまい、翻訳物は読めないとまで語っています。確かに私も全くレベルは低いのですが、英語の『 I 』を、あえて『おいら』とか『うち』 とか『あっし』 とか『自分』 などと訳してあるだけで、いったん読むのを中断して、訳者あとがきや、翻訳者の経歴を見たりすることがあります。

本書は体系的な翻訳論ではなく、いわば筆者の自分史で、愚痴を含めて、思うままに“翻訳人生”を語ります。満州での外国語との出会いや、占領下での検閲の思い出、A級戦犯の裁判や記者時代のエピソードも語られます。出版社への小言や若者の語学力に関する苦言もあって、おもしろく読めました。

私の知人にも、塾の英語講師にも、“翻訳” で食っていきたいという人が何人かいますが、そういう人が読むとがっかりするかも知れません。全編通じて、『大変だからやめときなさい』と諭されているような気がするからです。その前に日本語を鍛えなさいと…。

やはり、英語に限らず、外国語に精通しているといえるような人ほど、日本語の重要性を強調しますね。受験参考書などには、“○○で完成!”とよく書いてありますが、範囲の決まった定期テストならともかく、どこまでやっても語学は極められない、というのが真理なのでしょうか。

翻訳家になりたい人だけではなく、翻訳家とはどういう人かということに興味がある方にお薦めです。

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『ぼくの翻訳人生』工藤幸雄 中央公論社:267P:861円
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テーマ:外国語学習 - ジャンル:学校・教育

  1. 2006/06/04(日) 14:02:43|
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『日本がアルゼンチンタンゴを踊る日』ベンジャミン・フルフォード

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アルゼンチン



村上ファンドの村上氏が東京地検特捜部の捜査を受けると報道されました。ライブドアの堀江氏も、この村上氏も金持ちすぎて、ちょっと気に入らないのですが(笑)、それはさておき、最近は特捜部が、どうも100%の正義とは言い切れないと感じてしまいます。

いったい何を狙っているのだろう、などと考えるわけです。たとえば、この事件の前に、旧橋本派の一億円はどうなった!と…。

佐藤優氏の『国家の自縛』 や、宮本雅史氏の『真実無罪』 を読んでみて持つ感想です。そして、昨日の私の記事に、福禄太郎さんがこうコメントをいただきました。『家族を傷つけるとは…。ベンジャミン・フルフォードが言うように、日本を支配しているのは闇の世界なのですね』(ブログ:『福禄太郎の書評と時事評論』:(勝手に)読書の趣味が似ていると思っておりまして、よく拝見しております)

そうだ、フルフォードならと思い出し、本書を紹介させていただきます。4年前の本なので、経済情勢は大きく変化していますが、指摘する根本問題は、今も解決されていないと思います。

妙な題名ですが、日本がアルゼンチンのようにデフォルト(国が借金を返せなくなること)に陥る可能性を揶揄したものです。副題は「最後の社会主義国家はいつ崩壊するのか」、もちろんこれも日本のことで手厳しい。つまり、日本は管理社会で、資本主義とは言えないという意でしょう。

氏はカナダ人で、高級ビジネス情報誌「Forbes」 の東京支局長を務め、それ以前、日経新聞の記者で、「住専とヤクザ」 に関する記事を書き、それを社の上層部から「もう書くな」 と圧力がかかったのを機に退社、帰国しましたが、日本が好きで戻ってきました。

執筆当時の日本(2002年)にいらだっています。上記のような自身の体験が象徴的なのですが、銀行も政府も官僚もマスコミも教育者も知識人も政治、経済問題の責任を取ろうとせず、ヤクザなどを含めた諸悪の根源を知っていながら追求していないことに対して怒っています。昨日、紹介した、会田氏の指摘と似ています。

経済中心ですが、話題は多岐にわたります。大きな事件の時にたいてい起こる、“関係者の自殺” に関しても、殺人ではないかと自分の理論で推察するなど、かなり大胆で、刺激的、説得力もあります。こういう批判はやはり、日本のマスコミには出てこない類のもので、大いに利用すべき外圧でしょう。

本書に続いて、何冊か著作が出ましたが、最初ということもあり、本書がもっとも新鮮でした。

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『日本がアルゼンチンタンゴを踊る日』ベンジャミン・フルフォード
光文社:229P:700円

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テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2006/06/03(土) 17:35:12|
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英語講師で学習塾経営者です。

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