当教室の吉野秀先生のコラムが 読売新聞 に掲載されましたので、ご紹介しましょう。
私も何度か似たような経験がありますね〜。つらいつらい(笑)。 どうぞ!
■■■■■ 過去にすがりつくのは現在・未来を侵害すること ■■■■■
約10年ぶりに知人から自宅へ電話があった。この人には社会人になった当時(22年前)、大変お世話になり、現在の私へいたる礎を築いてくれたと言っても過言ではない。
「近くにいるので、会えないだろうか」。私としては懐かしさ、そして感謝の意もあって、即座にOKした。待ち合わせの場所へ着いたら電話してくれることになったので、取るものも取りあえずすっ飛んでいった。
昔話に花が咲く。久しぶりに会った場面の一般的パターンだが、こちらから切り出す話を次から次へとさえぎる。会ってから約30分後、とうとう知人はしびれを切らしたように話し始めた。
「今、こういう新しい事業に関わっている。それを立ち上げるためには、資金が2000〜3000万円足りない。エンジェル(善意ある出資者)を紹介してもらえないか」。
それまで、知り合いに著名人がいるとか、私の実家は裕福だなどと自慢の限りを尽くしていたのが嘘のようなびっくり発言。さらにこう続けた。「私は今まで他人に頭を下げたことはないけれど、今回は相当の気持ちで臨んでいる」。
昔の恩義を振りかざされる 「ある種の危機」 を感じた私は、適当なところでその日を切り上げた。
翌日、「昨日の資料を渡したい」と言うので仕方なくまた会った。「たかだか2000〜3000万円の資金を調達できないのはおかしい」 ならまだしも、「あなたが見込めるエンジェルにこの場で電話して、アポイントを取って欲しい」と言い出す始末。私は逃げるように帰った。
その翌日にも連絡の嵐。「至急会いたい。近くまで行くから」「エンジェルになれそうな人に、『お世話になった先輩が至急会いたがっているので』 と伝えて欲しい」……。
知人は過日にこう言った。「過去を大事にするから現在がある」。自分の夢や希望の実現のためには、他人の人間関係でも踏みつけにしようとする行動には唖然。私は断りと別れの意をはっきり示した。
追い込まれた・困った時に昔の同僚・知人へ泣きを入れたり、いつまでも上下関係を引きずる人は意外と多い。「何を今さら」とも考えるのは自然で、中には「困ったときだけ言ってくるんじゃないよ」と追い払いたい心境にもなるはずだ。
ビジネスは基本的にギブ&テイクで成り立っている。「今までどうだったのか」も確かに大切だが、「今どうなのか」 「これからどうなるのか」 を重視すべきで、いくら過去に部下だったとしても相も変わらずの先輩風はルール違反。
人間関係で、恩は受けた側がいつまでも感じるもので与えた方が押し付け続けるものではない。礼節や道義が疎かになったら最悪だ。特にマネジャーの人望の有無はここで決まる面が大きいと思う。
過去を振りかざし、現在と未来を侵害した瞬間にビジネス資源(ヒト、モノ・サービス、マネー、情報、時間)は逃げていく。できるマネジャーは成長した後輩を讃え、求められれば近況に合わせた適切な助言を与える。それが義務であり、権利ではないだろうか。
■■■■■■■■■■
ところで、空きはわずかですが、吉野先生の授業は代々木教室で受けられます。私、VIVAの英語の授業もよろしければぜひ…。
東京の代々木教室 (03-3370-4440)
横浜市都筑区にある中川教室 (045-910-1435)
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当教室、小論文(国語)講師の吉野秀先生の著作をご紹介しましょう。
拙ブログを継続的にご覧頂いている方は、吉野先生が “笑っていいとも!” の「口八丁手八丁・いいわけ番長」コーナーに解説者でレギュラー出演していたことをご存知でしょう。言葉の専門家です。読売新聞の『Y&Yしごと』 コラムも現在連載中です。
⇒ 『吉野先生のコラム』
昔から、大人が若者の言葉遣いに苦言を呈するというのはあったと思いますし、また、日本語が乱れているとか、活字離れという指摘もされ続けていますね。“ら抜き言葉” の論争もありましたし、言葉は常に変化していますから、なかなか難しい問題です。
実際、数年前は、『携帯』 という言葉には、“身に付けていること” という意味があるだけで、“ケータイ電話” の意味などあるはずもありませんが、今では広辞苑にもちゃんと出ています。
ところが、そうした技術革新や世の中の変化、流行による言葉の正当性に対する疑念などが指摘されるだけでなく、最近は書いたり、話したりする時の表現力、論理性の欠如にまで焦点が当たっています。
英語に関しても同じことが時々指摘されますが、国語となるとさらに問題は深刻です。
私も一年ほど前にNHKのテレビ番組で、“やらせじゃないか” と思うほど、大卒の新入社員のひどい国語力に関する特集を見た記憶があります。ビジネスの世界では、社員の国語力の欠如が仕事の効率にも影響し始めたということでしょう。
もし仮に自分にそういった能力が欠けていると気付いたとしても、こればかりは一夜漬けとはいきません。相当な意識改革とトレーニングが必要となるわけで、本書はそうした現場を熟知した吉野先生が、その問題点や実際のトレーニングの仕方や考え方について述べています。
目次です。
第1章 なぜ書けないのか
第2章 自分に関わることから書いてみる
第3章 整理・推敲して形にする
第4章 新聞雑誌の記事を材料に「わかりやすさ」を研究する
第5章 書いたものを口頭で相手へ伝える
第6章 言い訳とクレームで表現力を考える
第7章 観察・聴察力の高い人から学ぶ
身内だからほめるのではなく、本書はなかなか、あっいや、とても良いです(笑)。ほんとですよ、韓国語に翻訳されることも決定したくらいです!から。(韓国人の非論理性も日本人同様有名ですから、きっといけるでしょう(笑)。)
特にプロ野球の星野監督の言葉の解説、実は私は単に星野監督の熱い性格や、時に見せる優しいキャラクターが魅力的なのだと思っておりましたが、やはり私は素人でした。実に言葉が、(したがって思考が) しっかりしていることが本書の解説でわかりました。
ただし、読んだだけで書き方、話し方がマスターできるのではありません。英語の勉強でも、野球ーの技術でもやはり練習が必要なように、書き方、話し方も自分の課題をきちんと認識して、習慣を付ける覚悟でトレーニングを積む必要性を説いています。
“読むだけで力が付く” というようなことを謳っていないところも好感が持てます。私も読んだだけでトレーニングを実行していないので、いまだこんな文章ですが…。吉野先生、HELP!
なかなか一人でトレーニングできないという方、
当教室の夏期講習で吉野先生に直接、個別指導を受けてみてはいかがでしょう。
一日2時間で、5日間連続という単位から始められます。
(ここだけの話、吉野先生に講演をお願いするとウン十万円もかかるんですって!!!)
当教室のHPへ
そして…、いつも付け足しておりますが(笑)…
私、VIVAや他のプロ講師の授業も受け付けております。
まだじゃっかん空きがあります。よろしければどうぞ!
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テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育
人気の スットコくん6月号 で、当教室の吉野先生のことを、
“『笑っていいとも!』にタモリさんと一緒にレギュラー出演していた”
とご紹介したのですが、ちょこっとそう書いただけで、生徒たちから反応がすごくて驚きました。『えっ、どういう人?どういう人?』 という訳ですね(笑)。やっぱり人気テレビ番組の力は偉大ですね。

そこで、本来は先生のご著書 『できる人の「書きかた」「話しかた」』 が 夏休みの読書感想文などの参考にもなるかなと思いまして、7月の夏休み前に取り上げようと考えておりましたが、予定変更で、今回は吉野先生が読売新聞で連載されているコラムをご紹介しましょう。
吉野先生は、当教室 では、高校生の小論文対策や現代文を中心に、小・中生の作文指導などを担当しております。もともとは、編集の世界の経験を活かし、読む・書く・話す"能力アップの手法を徹底研究する言語表現の達人です。
まずは連載コラムの第一回を取り上げます。どうぞお読み下さい。
■■■ 「うまい文章」よりも「わかる文章」を : 吉野秀(よしの・すぐる)■■■
先日、大阪へ出張したとき、約10年ぶりに有力企業の経営者と新幹線内で会った。
氏は開口一番「何かもうかる商売はないですかねえ」。私は腹の中で「そんなもんあれば、誰でもやっているよ」と思いながら、「いやあ、こちらこそ教えを請いたいですよ」と皮肉な大人の言葉で切り返した。
しばらく話していると「今、悩みがあるんですよ」と氏が打ち明ける。文章を書く機会が増えたのに、うまく表現できないというのだ。
文章はきれいに、うまく書くのが目的ではない。
読み手へ伝えたいことをわかりやすく、簡潔に投げかける。
そして、理解・納得してもらい、「なるほど、その通り」と合意を得る表現手法の一つ。
口が達者なセールスマンが優秀な営業成績を収めるとは限らないのと同じように、美文が人を引きつけるとは決して言い切れない。
武骨だったり、口数が少ない人であっても読み手の心に訴え、記憶・印象に残る文章にこそ価値・意義がある。
これに合わせ、脚光を浴び始めたのが作文・論文を課題にした就活塾だ。
大学教授やマスコミ関係者、校正者などを講師に招いての講義に数多くの大学生が参加する。
うたい文句は「短期間でプロの文章力に近づける」「うまく・速く書けるテクニックをマスター」……。ここでもまた、キーワードは「うまさ」だ。
アマチュアの叫びを企業は待っているのであって、作家センスを求めるところは皆無だろう。これを見誤ってしまうと、とんだ方向違いになる。
冒頭の経営者にも共通して言えるのは、「何を言った方が良い」よりも、「何を言いたいか」の具体化。文章の眼目はここにある。
(2007年3月9日 読売新聞)
■■■
もちろん当教室で吉野先生の授業が受けられます。どのコースも生徒は3人までの個別指導です。
⇒ 吉野先生の講座
さまざまなコースがありますが、曜日、時間の都合が合えばいつでもOK、無料体験授業もあります。
あっ、VIVAの授業 もお忘れなく(笑)。
P.S. もひとつ、“あっ、” 灘高キムタツ先生もそのうち特別授業をしていただけるかも…。飲んだ時にただでやっていただけると約束しましたから(笑)!
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灘高キムタツこと、木村達哉先生の注目の一冊、『国立大学英語リーディング(超難関大学編)』 が発売されました。以前、ご報告させていただきましたが、本書の中で、私と当教室をご紹介をしていただき、私も1ページのコラムを書かせていただきました。
(まっ、どうせ出ているので…、不肖、VIVA、本名は光岡誠司と申します。塾名は「個人特訓教室」と言います。よろしくお願いします。照れる…。ついでに木村先生との写真 ⇒ Enjoyed Ourselves)
というわけで、ただでさえお薦め(笑)で、多くの生徒に使ってもらいたいのですが、生徒が使い方などを間違えることのないように、この書評も厳しい眼でしっかり書いておこうと思います。
まず、特徴は何と言ってもその英文のレベルの高さです。難関の国公立大学や医学部志望の生徒が対象ですから当然です。以前、同じカリスマ教師、同じ “超難関” を謳った竹岡広信先生の 『入試超難関突破!解ける!英語長文』 をご紹介しました。しかし、本書とは難易度にかなりの違いがあり、こちらの方が英文の質も量も数段レベルが上です。
従いまして、いくら仮に国公立大学志望だとしても、現在偏差値50以下の生徒が一人で本書に取り組むのは薦められません。目安として偏差値55、できれば60くらいないと独習は苦労してしまう可能性が高いので、現状そこまで届いていない生徒は、家庭教師なり、学校や塾なりで解説してもらうのがベストでしょう。
(あっ、もう宣伝ついでに…、もちろん私で良ければいつでもやりますし、当教室には私なんぞより力のある英語教師がたくさんおります。はい)
後から触れますが、選択された英文は国公立受験生にはうってつけのものですから、偏差値を問わず、国公立を狙うなら読んでおきたいところではあります。
解説も木村先生のセンターレベルのリスニング参考書 『センター試験英語リスニング合格の法則』 で見られるような基本的な説明はありません。ただ各英文の終わりに、単語の意味だけは、【 prepare for 〜:〜のための準備をする / seek to do :〜しようとする 】 など、かなり易しいものから載せてくれています。
ですから、それを頼りに “チカラ技” で意味をつなげ、本書の訳と比較し、さらに解説を読んでも分からないところを先生に聞くという使い方も可能でしょう。何しろ20もの難解な英語長文が詰まっているわけですから、それなりの覚悟をして取り組んで下さい。
さて、扱われている英文ですが、トピックは苦労して厳選された跡がうかがえます。
“大学入試の英文なんて、何が出るか分からない、分かれば苦労しない” などと生徒はもちろん、教師も考えがちですが、実はそうでもないのです。特に国公立の二次では、同じ論旨が何度も出されます。(『英文快読術(行方昭夫)』にも、そのあたりの事情が出ています。)
なぜ、そうなるかと言えば…、 例えば、今、憲法改正や年金や選挙が話題だからと言って、自民党や改憲の話が入試に出るでしょうか。大学は政治的な中立が旨とされていますから、まず出ることはありません。
同じ理由で、戦争というものの悲惨さ、経済格差の問題は出されたとしても、直接アメリカ、中国やイラクを非難したり、賛同したりするものも出しにくいですね。また、もちろん殺人事件やギャンブルなどは教育上ふさわしくありません。
スポーツについてはどうでしょう。本書で木村先生はサッカーの話題が出た時のことを、Chapter1の Strategy12 “予備知識を増やそう” のところで書いておられます。まさにその通り、正論で、実際、サッカーに関する英文を出す大学もあります。
しかし、突き詰めれば、まさか国公立大学が、我が校の新入生にサッカーの知識を求めるはずは無く、求めているのはそういう情報を“一応”持っている常識人だということです。木村先生の言わんとするところもそこでしょう。
大リーグが話題になっても、野球部とそうでない人、男子と女子におのずと有利不利が想定できるような内容ですから、ほとんど具体的内容が出されることもありません。他に、例えば茶道や花道などの芸術分野も同じようなことが言えます。
イチローやポケモンのように社会現象にまでたどり着けば出される可能性が一応は高まるわけですが、それでもなかなか中立な話題というのは少ないというのが現実です。
そう考えると、では、いったいどういうものが出やすいのか…。
環境問題などは最も出しやすい話題です。今なら、たとえ日本語のものでも、環境に関してはいくら知識を入れても入れすぎることはありません。また健康や男女、人種、年齢の平等や民主主義、平和、言語や教育にコミュニケーション。遺伝子やクローン、臓器移植などの先端技術やそれにともなうモラルの問題。ほんの数年前は、携帯電話のマナーがこれでもかというくらいいろんな大学で出されました。
そして、もっとも中立なトピックである、“動物” に関しては、意外なほどよく出されます。今も昔も。とにかく 繰り返し似た内容の英文が出されるわけですから、しっかりやっておけば、初見であっても何となく推測できる内容というのは、特に国公立には多く出されます。
実際、本書の題材を挙げますと
・仕事と余暇に関する考察(神戸大)
・知能の高さと老齢期の幸福に関して(名古屋大)
・動物実験と医学に関して(北海道大)
・ロンドンで通じなかった英語(神戸大)
・3つの国のはざまで揺れるアイデンティティ(東北大)
・コンピューターの普及と情報量(東京工業大)
・幼児期のテレビ視聴と注意欠陥障害(名古屋大)
・現代科学の発展と芸術との相違点(東北大)
・ストレスの功罪とコントロール法(神戸大)
・美の本質に関して(九州大)
・クローン人間の正当性(大阪大)
・見合い結婚の効用と結婚生活について(名古屋大)
・男の子に泣くなと教えることの妥当性(北海道大)
・コンピューターの世界における女性差別(名古屋大)
・生物兵器と化学兵器に関する国際的取り組み(九州大)
・生態系の経済的価値(大阪大)
・幸福になるために必要な要素(大阪大)
・地球温暖化に関する議論(オリジナル)CD解説あり
・キッチンにおける男女の役割の変化(オリジナル)CD解説あり
・チンパンジー社会と文化に関する考察(オリジナル)CD解説あり
わかりますよね。すべてニュートラルな話題で、これからも出され続けられそうなものばかりです。こういう言い方は、木村先生の揚げ足を取るようで、申し訳ないのですが、やはり先生ご自身もサッカーの話題は出されません。旧帝大は私立とは違うのだと感じておられるのだと推察します。
先生は、国公立大学の出題範囲が多岐に渡るとお考えになり本書を執筆されたそうですが、私は逆に以上の理由で、国公立の出題可能分野は狭いので、本書のように全体的なものをやっておけば、かなり有利だと考えます。
もちろんチンパンジーじゃなく、ゴリラもあれば、カバも犬もねずみや鯨や鳥や恐竜だってありますから(笑)、そういう意味では広いのですが、それが自然保護や種の保存という観点から述べられていれば、ジャイアントパンダであれ、メダカであれ、英語としては同じ論理展開です。
で、ここが重要ですが、本書を一通りやってから、個々が自分の志望校の過去問で傾向を分析、確認し、さらに絞り込む と実に能率的に勉強できます。
さらに長くなりますが、大変、重要な点をもう一つ。
企画段階で、すべての英文にキムタツ先生の解説CDを付けてしまうと、生徒の考える余地を無くしてしまうので、それは止めましょうと、私自身が進言しておきながら何ですが…、最後の3題に付いているCDは大変分かりやすく、解説に無駄がありません。英語が苦手な生徒にはとてもありがたい。
私もはじめて先生の授業を拝聴しましたが、先生、授業がものすごくうまいんです。当たり前ですね (あ〜まずい)。
そこで、本書の構成を台無しにする気か!と今度は本当に怒られるかもしれませんが、偏差値が、上で申し上げたように、ある水準に届いていない生徒は、ぜひ、まずこの最後のCD付きの問題からやれば良いと気付きました。
本来、これは木村先生やアルクの意図では、締めくくりの実力テストの形で付いているものに想定されていますが、解説がとても詳しく、ゆっくり丁寧になされていますので、読むだけでは理解しにくい生徒も、鉛筆で印を付けながら、授業を聞くようにその英文を追っていけば、勉強の仕方がわかるというものです。英語のつながりを確認するとはこういうことかと…。
先にそのCDを聞くことで、解説を読んでも、今ひとつ理解できなかったものが、同じパターンで出てくる英語表現がたくさんありますし、CDの方はほぼ全文を解説してくれているので、読むよりも、ずっと短時間で分かるはずです。英文解釈のコツのようなものをCDでつかんでから、前に戻ってやる勉強方法を強く薦めます。
その方法なら現在の成績に関係なく使えます。入試最高レベルの英文を読む楽しみや難しさが見えるでしょう。
そして、最後に付いている単語集。これは、木村先生とご一緒させていただいた時に私自身がぜひともと要望したものなので、見かけはちっぽけですが、的を射た選択で、発音記号も必ず付けて欲しいとお願いしたのですが、そうなっています。ですから、大げさですが…、感無量です。
私が高校生なら、この部分をきれいにカッターで切り取り、最後の先生のメッセージと一緒に持ち歩いて、通学時間でチェックし暗記に使います。今では身近にコピーがありますから、単語集を自分専用の冊子に作り変えて覚え切ってしまったらどうでしょうか。
以上、というような訳で、トップレベルの生徒にとっては夏休み中に本書を完全に理解できれば、相当な実力者となれるでしょう。実力が届いていない人はうしろのCDを聞いてから、あるいは最後の単語集を覚え切ってから使うのが良いはずです。
私にとっても貴重な体験をさせていただいた思い出の一冊になりますし、国公立大学合格を目指す受験生にとっては、内容も申し分ありません。本書がぼろぼろになるくらい反復して下さい。
まぁ、木村先生から、時折、ご相談を持ちかけられたことを良いことに、出版の世界の事情などお構いなしに、とにかく受験生にとって理想的なことばかり注文を付けたのですが、それに近いものが (ついでに申し上げれば、2000円未満で) 本当に出来上がりました。
本書のおかげで、私も英文テキスト選択の手間が大幅に省けますので、どんどん使わせてもらいます。ありがとうございました。
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P.S. 一点だけ、残念でならないのが、せっかくの私のコラム、一生に一度のつもりで書いたのに…、ひどい誤植がありました(泣)。一番良いところで…。まぁ、アペンディックス(おまけ)なので受験生にはどうでも良いことですが、見た瞬間ぶっ倒れそうになりました。くやしい〜。ふ〜、ま、探してみて下さい…。

『博覧会の政治学』 吉見俊哉
『博覧会の政治学』 から。以前取り上げました、『家族と幸福の戦後史(三浦展)』 も非常におもしろい一冊で、ニューヨーク万博の政治的意味などを解説していました。本書は、“博覧会” の、より根源的な分析をしているようです。いつもユニークで魅力的な本を紹介してくれるK先生の書評です。
■■
かつて世界は書物のようなものであり、人々はあらゆるものに何らかのきざしを見出し、物語を展開しつつ理解してきました。
15世紀の大航海時代とそれに続く征服の時代を経た西欧の近代は、自ら産み出したもののみならず新しく発見された土地の自然や文化を一望の元に広げ、帝国主義や消費社会の戦略と絡ませながら比較し、分類、整理し世界像を織り成していく視線を確立します。
本書で扱われている博覧会という事例はまさに「見せ物」として、こうした世界を再編する作業の事例であり、筆者が言うようにそこを訪れた人々の日常的な感覚や欲望までも変容させるほどの強烈な経験であったことでしょう。
しかしとりあえずは、1851年に開かれた最初のロンドン万博の会場であったガラスと鉄骨だけで作られた巨大な水晶宮の中を行くような戸惑いと高揚感、視覚のきらめきの中に足を踏み入れてみては如何でしょうか。
■■

『頭がいい人、悪い人の話し方』 樋口裕一
こちらは大ベストセラー。帯には、200万部を突破!すごいですね〜。monta先生の紹介です。
■■
見た目が8割なんて本もありますが、話し方も人の印象を決める大きな要素だと思います。この本では極端に言えば、バカに見えてしまう話し方の例が書いてあります。
例えば、根拠を言わずに決め付ける。 抽象的な難しい言葉を使う。 自分のことしか話さない。自分も気をつけなければいけないなというとことがありました。
読んでいる人も多いでしょうが、今回久しぶりに手にとってまた読んでみようと思った本です。
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今日の記事の内容は、Gooブログの
『本を読もう!!VIVA読書』
に関するものです。
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おかげさまで、 40万HIT です ![]()
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←にあるカウンターが40万を越えました!
いつも気にしていたつもりだったのですが、今回だけはすっかり忘れており、何と今日の朝、自分でブログを開いて、私自身が偶然 HIT ジャストミートしてしまいました(笑)。目が点でした。 あ〜なんとも締まらないお話で(トホホ…)。
いずれにせよ、まことにありがたいことで、いつもコメントで励ましてくださるブログ仲間のみなさん、また、コメントせずとも、定期的に訪れてくださるみなさま、心より御礼申し上げます。
30万HITの時に、浅はかにも、“5月中の40万HIT” を目標にしましたが、半月遅れてしまいました。やはりヒット数より、中身を目標にすべきでしたね。おはずかしい。ブログランキングは全部の1位を目標にしましたが、なかなか難しい。やはり、ヒット数やランキングというのは、確かに目標にしやすいですが、内容があってはじめて付いてくる結果ですね。
また、なかなか、みなさまのブログにおじゃましてコメントする時間が取れないのが本当に残念で、申し訳なく思っております。ご無沙汰ばかりであることが大変心苦しいのですが、何とか更新だけは続けているような状況でございます。
さらに、相互リンクなどのお申し込みもいただいておりますが、どう扱ったら良いものなのか、妙案が浮かばず、そのままになっているものもあります。勝手なお願いですが、そのあたりをお察し下さい。深くお詫び申し上げます。
このように失礼を重ねておりますが、それでも、こうしてご覧いただける方々がいらっしゃる限りは、みなさまに飽きられることのないような、内容のあるブログにしたいと考えております。
ここからは、いよいよ本格的な夏シーズンで、関東も梅雨入りかとニュースで言っておりました。塾講師にとって、夏期講習は最大級のイベントです。昨年は、夏期講習中も更新できましたが、今年はちょっと忙しくなりそうなので、何か作戦を考えておきます。
お越しいただいた方々が少しでも印象に残るような記事、読んでいただいた方、特に生徒、ご父母に少しでも参考になるような書籍をこれからも取り上げ続けるつもりです。それができれば、区切りの50万ヒットは3ヶ月後くらいにあるはずですが…、どうなりますやら(笑)。
日々のご訪問、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。
P.S. 拙ブログのスタート当初から、お付き合いいただいている、灘高キムタツ先生の新しい参考書
が今月21日に発売されます!
これです。↓
実は!大変光栄なことに、私VIVAのコラムが1ページあるはずなのです。“はず”というのは、まだ実際に手に取っておりません(笑)。実名、顔写真も入っている“はず”でございます。ドキドキ 
本書の内容は、発売されましたら、記事でももちろんご紹介します。ブログをやっていることで、こんなありがたいお話までいただいたということに感謝いたします。40万ヒットの日にふさわしい、うれしいご報告でした。
■■■ ランキング ■■■
わずらわしいとは存じますが、一生懸命がんばりますので
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夏期講習の準備のため、今日は本の紹介はお休みです。
すみません。
で… 講師募集 です。
我々と一緒に生徒に全力で指導をしていただける熱い先生!
ご応募お待ちしております。
対象は小学生から大学受験生まで。
東京の代々木教室、または横浜市都筑区にある中川教室
興味のある方、くわしくは当教室HPからお問い合わせ下さい。
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もちろん、通常授業や夏期講習に参加してくれる生徒も
大募集です!
私VIVAや、このブログに登場していただいた多くの仲間の先生方の授業を受けてみたい方、
お電話や、メールでお問い合わせ下さい。
個人特訓教室 info@tokkun.net
03−3370−4440 (代々木教室)
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ずうずうしくてすみません。
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憲法記念日ですよ、生徒諸君!新聞社はみな憲法に関してそれぞれ社説で意見を述べています。ぜひ読み比べてもらいたい。新聞を買わなくても、ネットで読めるからね。産経新聞のサイトに他社の社説へのリンクが付いているから便利。いろいろな意見があって勉強になります。
⇒ Sankeiweb
小泉前首相が訪朝し、北朝鮮が拉致を認めて以降、すっかり言論、特に国防や憲法に関して次々とオープンになってきました。以前は政治家が改憲などを口にすることは、即、“タカ派” のレッテルが貼られて、議論すらタブーのように感じていましたが。
今や、総理大臣が堂々と憲法改正を訴えて選挙をするかもしれないという状況で、ほとんどの世論調査で改憲が支持されているというのは、実に隔世の感があります。
今から15年くらい前でしょうか、読売新聞が自ら改憲試案をど〜んと掲載した時は本当に驚きました。私は読売新聞のあの不遜な態度の○○さんは、絶対に好きにはなれませんし(笑)、朝日新聞はもう…、申し上げるまでもないかな(笑)。
読売に関しては、『虚飾のメディア』で、朝日に関しては『メディアの迷走』 を取り上げましたし、また、以前ご紹介した名著 『社会調査のウソ』 を見れば、読売が改憲、朝日が護憲の立場から、どちらも世論操作を行っているのは明白です。
が、それでも本書は興味深い一冊でした。
戦後、同一テーマについて書かれた両新聞社の社説を比較するという企画です。サンフランシスコ講和条約から始まり、消費税、日の丸君が代問題、石原都知事発言、歴史教科書問題など、両社の主張が大きく異なった30以上の話題を取り上げています。
一応それぞれの論争にレフェリー役の作家、井沢元彦氏がコメントをするのですが、氏の判定では読売のほぼ一方的な勝利になっています。事実、時の経過によって“読売が正しかった” と証明されたものが多いようですが、個人的には、井沢氏の判定ほど一方的ではないような気がします。
本書の編集は読売側が行なっているため、(また中央公論というのは確か読売が買収したと記憶しています)、議論の形式は見かけ上は公平であっても、題材の選び方、コメントテーターの人選など、あらゆる点でそう言えるかどうかはかなり疑問です。
下世話に言えば、“読売が朝日にケンカを売り、朝日はコテンパンにやられた”形になっていますが、ただ、仮に不公平な設定であれば、今後、朝日新聞が同種の企画をして、反撃をしてくれることをぜひ期待します。
二社の優劣はさておき、日本の世論をリードしてきた大新聞の社説を比較し、検討を加えるというのは、極めて単純な方法ですが、人々に与えた影響力を考えるとジャーナリズムの歴史的な資料ですね。
掘り下げ方次第で大学生の研究論文の対象にもなるでしょうし、中学生レベルでも非常にわかりやすい手法です。新聞の社説ですから、普通の中学生にとっては平易な内容ではありませんが…。
高校生以上なら、難解なところは飛ばし、自分の興味のある話題だけで構わないのでぜひ読んでもらいたいなと思う一冊です。そして、それらについて、できれば自分なりの意見を持つ、さらに他紙を調べても良い、そうすることは絶好の知的訓練になると思います。
また、一口に新聞と言えどもこれほど大きく主張が異なる、新聞に書いてあることは必ずしも一致しないし、正しくないということを明確に教えてくれるという点で本書を推薦したいと思います。
1 1950〜70年代(講和条約;60年安保;70年安保)
2 80年代(モスクワ・オリンピック;82年元旦社説;84年元旦社説 ほか)
3 90年代以降(PKO;村山社会党、安保・自衛隊政策転換;憲法改正試案発表 ほか)
本書の他に、同様の企画で、北朝鮮問題に絞ったもの、そして21世紀に入ってからの話題に焦点をあてたものが出されているようです。
憲法改正について、是か非か、どちらの側に立ってもディベートできるくらいになるまで、本書のようなものを参考にしっかり勉強して下さい。
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連休の谷間に、ヘビーな本で恐縮ですが、のんびりできるお休みだからこそ、家族や夫婦というものをいろいろ感じたり考えさせられたりするものではないでしょうか。
“熟年離婚” などというイヤな言葉もすっかり定着してしまった感がありますが…。これは、そんな世相とは対極的な筆者自身の実話です。“いったいこんな人生があるのか” という、正直いまだに私にも消化しきれないようなストーリーでした。当塾の先生に教えていただきました。
筆者の清水久典氏の仕事は縫製業。独立し、自分で工場を経営するまでになりますが、機械化するだけの設備投資も追いつかず、また徐々に中国製の安価な製品におされ、経営は苦しくなってしまいます。高度成長後の典型的な地方の中小・零細企業主だったのです。
ただでさえ厳しい経営環境ですが…、
ある友人の借金の保証人となり、はたから見れば案の定というべきか、その友人は借金を返済しないまま、行方をくらましてしまい、ここから人生が狂いはじめてしまいます。当然、著者は保証人として、友人の借金の返済を求められます。
懸命にもがき、あちらこちらで数百万単位の借金をしながらやりくりしますが、とうとう行き詰まります。税務署からの税金納付の督促などが続き、自分の借金の保証人になってもらった親戚からは、自己破産するように迫られるという状況にまで追い込まれてしまうのです。
そんな折、さらに悪いことは重なり、なんと妻のひとみさんがガンに冒され手術をします。ひとみさんは、まだ40歳という若さ。手術をしてもその結果は、完治どころか、3ヶ月以内に再発する可能性があるという最悪のもの、もちろん治療にもかなりのお金はかかるわけです。
こうなれば、もう“逃げる” か “自殺する” しかない。どちらかの選択に迫られた著者に、ひとみさんはただ 『一緒にいて欲しい』 と。今まで金策に走り回って、ひと月以上も家をるすにすることが珍しくなかった筆者ですが、ことここに及んで、“卑怯と言われてもかまわない” と故郷を捨てる決断をします。
いつ再発するかわからないガンの恐怖をいだきながらも、職探しのために故郷を捨て、夫婦二人のポンコツ車での旅行が始まります。再生のための旅立ちのつもりでしたが、結果は残酷にも死の旅へ出かけてしまったのです。
ふるさと七尾を出発し京都、姫路など関西をめぐり、次に浜松、静岡から甲府、そして富士山と。こうして、ひと月があっという間に過ぎますが、これ以上の遠出もできません。だからといってやはり七尾へは帰ることができず、娘さんの嫁ぎ先のアパートで少し過ごした後はすぐにまた旅に出ます。
ひとみさんが旅のはじめに言ったのは、
「オッサン、これからは名前で呼んでほしいわ」 ひとまわり年下のひとみさんは筆者のことをオッサンと呼びながら、こんなことを口にします。ひとみさんはこれまで、必死に働く、“お母さん” でした。
結局仕事探しもうまくいかず、もちろんお金に困っているこの夫婦には、優雅な旅行を楽しむ余裕などこれっぽっちありません。なけなしの金を手に、ポンコツのワゴン車の中での寝泊り、その食生活など、はたから見れば浮浪者に近い貧乏旅行です。
しかも、不幸なことに病魔は待ってくれませんでした。すでに歩くことさえ困難を極めつつあった奥さんに
「ひとみ、あっちが能登や」 筆者は、故郷近くをそう言います。
いつのまにか再出発の旅は、望郷の、そして思い出作りの旅へとなってしまったようで、筆者がひとみさんにかける何気ない一言が涙を誘います。残されたわずかな時間で何とか心穏やかに楽しい、美しい記憶を残してやりたいという思いが、短いことばの中でもヒシヒシと伝わってきます。
やがて、やせ細り、食べ物を受け付けず、オムツを替えてやりながら会話もなくなります。すべてワゴン車の中のできごとです。とうとう奥さんは旅の最中に亡くなってしまい、筆者は物言わぬその亡骸と向き合うことになります。
自分の最愛の妻が望み、覚悟の上でのできごととはいえ、治療を受けさせなかったのは「保護者遺棄致死」という犯罪ですから、警察に逮捕されてしまいます。
娘に対して、ひとみさんが思いを綴ったひらがなばかりの手紙、奥さんの死を迎えた著者の嘆き、悲しみ、後悔は胸を打ちます。もし治療させてやっていたらどうなったであろうと…。
刑事に手錠をかけられ、きっと普通の人間ならここで、安堵とともにギブアップしそうに思います。妻の近くに早くいきたいと思うのが人情かなと…。でもここで娘さんがお父さんを励まします。「ここから始まる」と…。
その後の著者の行動は、どん底から這い上がろうとする、人間の底力を記したもので、そこから本書が生まれたのです。
文庫で、200ページ程です。ガン治療を拒絶してまで旅に出るという、常識はずれの行動ですから、読む人によっては好き嫌いが分かれるかと思います。間違いなく衝撃を受ける内容です。興味のある方は一読してみて下さい。現在映画化の話まであるようです。
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Author:VIVA読書
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英語講師で学習塾経営者です。
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